これは 「厄日」と「台風」は全然 「歳時記」の中では別に立項されておりますけどもね今日 ちょっと ズルをして。 厄日っていうのは二百十日 二百二十日。 立春から数えて 二百十日目。 じゃあ その農作業の方とかがもう 二百十日は台風が来るぞと。 台風と厄日にはそういう関係があったという。 それでは 今年度のテーマは「昭和のくらしと俳句」ということですが今日はくらしの中の自然素材ということで早速ですけれども…。
本当 そう考えると 身の回りのものはほぼ自然素材ということでしたね。 自然素材といえば…。 この中のものが自然素材ではないですね。 「お見舞 聡美」って 名前…。 ですから 新聞紙に 1つずつ包んだのを並べて 更に新聞で包んで運んだりね。 包むものはね 新聞紙をね…重宝しましたね。 ちょっとしたものは新聞紙で くるみました。 ねえ 今は ぜいたく品のように逆に なってしまいましたけど昔は 本当に必需品として 自然に…。
宇多喜代子選 入選九句です。 厄日が近づいてきたなと思うと厄日じゃなくても いつでも地球は 少しずつ動いてる。 「山並なべて」ですから山並みが全部ということね。 60歳なら60回の二百十日を迎えたと。 二百十日の感慨ですね。 ほかにも いろんなことをしたんだけども「飯食ふ」で 全部 その人の生きてきた象徴的にこの言葉をお使いになったと。 飯を食うっていうことは本当に一番大事ですからね。 で これね なぜかねこのスタイルの句…ご投句の中に多かったんですね。
それは 二百十日の日じゃなくたって跳びますよ。 だけど 意識して「あっ 今日 二百十日なんだ」と思ってぽんと跳んだという。 やっぱり 「二百十日」を選ぶか「厄日」を選ぶかっていうので俳句の印象が 随分 変わる…。 ちょうど 二百十日の頃が 9月1日か。 それから また 二百二十日というそれから 10日しての また 日が二百二十日で厄日なんですよ。 8月の末から9月の初めにかけてやって来ますからこれは もう本当に 地上万物に厄日は お宅だけに来てうちは来ないんじゃないじゃない。