日本の話芸 古今亭志ん輔 落語「宗珉の滝」

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この番組のまとめ

え~ 中でオークションというのがあってねえ~ あれ のぞいてるってえと自分が買わないにしてもいろんなものを売っててえ~ 実に面白い。 根付け… ねえ 昔はってえと この う~ん帯に ぶる下げるということしか収納というかね え~ ない!袂がある… 袂がないんですね。 だから ここにストッパーをつける。 そのストッパーがまあ 根付けということになる。

「師匠の宗… お前さん 江戸で名高いあの横谷宗の弟子かい?」。 江戸の横谷宗の弟子でござんすってなことを言うってえと下へも置かないようにこうしてくれるんだよ。 みんな 玄人が褒めるんだよ?それを旦那 スパッと『死んでいる』と言いなすった。 そん時 怒っちゃいけないよ?一間でもって仕事をして 一間でもって寝起きをすりゃ それでいい。 木村又兵衛という人はう~ん 紀州の藩でもって8百石 頂いているという ご大身。

人間ってのは あのトンネルを抜けるってとこのそこん所がば~っと 広〜い 原っぱでね上から おてんとさまがうわ~ 降り注いでいてまあ 気持ちがいいなんてえもんじゃないいつまでも ここに いたくなる。 「木村様から 手紙が来たよ」。 「あっ 木村様から? えっ どんな?」。 「木村様が?」。 …と見るってえと 不動明王裏を返すってえと文覚上人の荒行の図。 ああ 一生懸命 一生懸命やる。

「『旦那が 一生懸命やってくれているのに酒なんぞ…酒なんぞ飲んで 自分は バカだった。 「『打たれるだけじゃ駄目だからとにかく… 二十一日 断食をして滝に打たれてそのあとで仕事をするから無事に帰れるかどうかは分からないけれども旦那に よろしく伝えてくれ』って」。 「宗さん 旦那はね お前さんにつきあって二十一日 な~んにも食っちゃいねえ」。 「う~ん 二十一日 断食をし滝に打たれ七日七晩 不眠不休の作にしては粗いがな「これへ」。