その困難を乗り越える新発見が今熊本地震の詳細な研究から得られ始めています。 熊本地震の発生後3年がかりで国が行った調査活断層調査プロジェクトのリーダー九州大学の清水 洋さんです。 この3年っていう時間っていうのはどのように使われたんでしょうか?まずは 熊本地震 起きたのでそれをまず正しく理解しようと。 絵を見ても分かるようにほとんど つながってるわけですがそのうちの一部が今回の熊本地震ですね3年前の熊本地震で動いたということなので。
地表断層です。 やはり こう 地表にですねこう… きれいに断層がクリアに出るためにはやはり 規模の大きなマグニチュード7クラスもしくは それ以上の地震が比較的 浅いところで起きないとあんまり地表に断層が出ないことの方が多いんですね。 青い線は確認された地表断層。 そこで藤原さんが注目したのは地表断層の影響です。
注目されているこの地表断層なんですけれども実は我々がまだ経験したこともない新たな揺れを生み出す可能性も指摘されているんです。 熊本地震で現れた地表断層から僅か数百メートルの場所にある…そこに設置されていた地震計にこれまでの活断層地震では観測されたことのない阪神淡路大震災の時の神戸の揺れの波形と比べると…。 実は これを引き起こすのも大地を引き裂く あの地表断層であることが分かってきました。 長周期パルスが発生するのは地表断層のごく近く。 活断層地震の新たな脅威がまた一つ明らかになりました。