今日は 「厄日」が…。 これは 「厄日」と「台風」は全然 「歳時記」の中では別に立項されておりますけどもね今日 ちょっと ズルをして。 厄日っていうのは二百十日 二百二十日。 それでは 今年度のテーマは「昭和のくらしと俳句」ということですが今日はくらしの中の自然素材ということで早速ですけれども…。 自然素材ね。 目についた自然素材のものをつかんで お持ち頂いたと。 本当 そう考えると 身の回りのものはほぼ自然素材ということでしたね。
おっ これは? 卵?これはね お見舞いに卵っていうのは昭和時代の方だったらきっと分かって頂けると思うんですけど。 でも 今日は これですね?これが自然素材。 これが自然素材。 お見舞い品の 最高でしたね 卵は。 そう考えると今は そういう 竹の皮とか自然素材のものって逆に高価なものになってしまって。 ねえ 今は ぜいたく品のように逆に なってしまいましたけど昔は 本当に必需品として 自然に…。 さあ それでは入選九句にまいりましょう。 宇多喜代子選 入選九句です。
60歳なら60回の二百十日を迎えたと。 二百十日の感慨ですね。 ですから 本当に 厄日に本当に嵐が来たっていうんじゃなくてこの「潦」って日常 使いませんけれどもこれは 水たまりのことです。 それは 二百十日の日じゃなくたって跳びますよ。 だけど 意識して「あっ 今日 二百十日なんだ」と思ってぽんと跳んだという。 同じ情景でも「厄日」っていう字を使うとまた 全然違いますもんね。 やっぱり 「二百十日」を選ぶか「厄日」を選ぶかっていうのでその違いを 何か 書き分けるの難しそうですね。