NHK短歌 題「紙」

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この番組のまとめ

三重県出身で 短歌はいかがですか?全然 詠んだ記憶が学生時代とかにもなくて何となく 切ない歌をうたうイメージがあったので先生が さっき詠まれたような日常を切り取っていいんだっていうのを初めて 今 知ってる感じです。 出身が 鈴鹿市なんですけど鈴鹿っていうのは ほんとに立派な歌人をたくさん生んだ土地で近代短歌の礎を作った 佐佐木信綱それから 戦後の女性の歌人の第一人者の山中智恵子昭和の「アララギ」を背負った柴生田 稔とかねそうそうたるメンバーが 鈴鹿なんですよ。 では 大辻先生が選んだ入選九首のご紹介です。

まあ 友達の加藤さんから手紙が届いて中国茶が入っとる。 あっ 加藤さん 中国 行ったんかなとか中国に 旅行 行ったんかなってそのことが 多分手紙に書いてあるだろうなと思って読んでいくんですけど 最後まで読んでもお茶のことも書いてないし中国へ行ったことも書いてない。 そうすると 何かこう比喩が やわらかく感じて機能してとっても ぼ~っとね この味わいが深まっていくような感じがしてなかなかね 動詞でもって動詞を例えるっていうところがテクニカルだと思いました。

とっても こう弾むようにリズミカルでとっても 歌うように メロディアスでそれが とっても耳に心地よく響く。