宇多さんの一番好きな食べ物が柿だそうですね。 そうですね 私は柿が一番好きですね果物の中では。 それから 昭和の初め頃まではお嫁さんが 自分の荷物の中に柿の苗木を 一緒に添えてお嫁入りするっていう…。 お嫁入り道具の一つだったというそういう時代もあったんですね。 それもね 特殊な甘味剤になったんです。 へえ~ 甘味剤に。 ただ 日常 くらしの中でぽんぽんぽんと こうくらしのスパイスのように入ってくるもんなんですよね。 柿の葉が ちょっと畑で三枚出ると「柿の葉三枚、 牛蒡の蒔き時」ってことを言ってました。
「桃栗三年柿八年」。 「喧嘩両成敗」っていったって…。 ここにあります「喧嘩両成敗」っていったってそれを理屈で喧嘩をするのは こういうことでこれがこうなんだって言うととっても理屈っぽくなるけど。 はい 喧嘩両成敗。 「喧嘩両成敗」 こちらですね。 私が好きなことわざはね「百足の支度」っていうんです。 百足は 足が とにかくね100本 足がありますから 靴下をはいて靴を履くのに時間がかかります。 それで のろのろ 時間のかかる人に「あ~ 百足の支度だな」って言うの。
あと この日に あっためて飲むとでは 「温め酒」の句を一句 ご紹介頂けますでしょうか。 「木守柿」っていうのは…。 そうね 全部 取り尽くさないでねなり物の木っていうのかしら全部取り尽くすことをしないで2つ3つ残しておくと。 非常に 近くにいながら遠景をこう一句の中に出していらっしゃるという。 殊に農村地帯では 必ずありましたよ。 非常に 子規を親しく感じてらっしゃることと子規のあの句を とても身近に感じておられることがよく出てますね うん。
朱色でね日を返すような艶があって何となく これが一本あると村じゅうが明るくなるようなそんな感じがすると。 以上が今週の入選句でした。 宇多さんの三席を発表頂く前に私も一席 選ばせて頂きます。 さあ 宇多さんの三席はどちらでしょうか。 いつも愛読してる子規さんの句集の前に置いたというお供え物のように前に置いたと。 小林聡美の職権乱用「今日の一句」。 私も皆さんと同じ兼題で一句作って宇多さんに直接見て頂きます。