100分de名著 西田幾多郎“善の研究” 第1回「生きることの“問い”」

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この番組のまとめ

「日本最初の哲学書」と言われる西田幾多郎の「善の研究」。 およそ100年前に発表された日本で最初の哲学書と言われている「善の研究」です。 私も 西田幾多郎さんというお名前も存じ上げなかったんですけれども。 「西田幾多郎全集」が刊行された時に人々が 徹夜して 買ってるんです。 まず 明治44年に出版された哲学書で作者は 哲学者の西田幾多郎です。 で 西洋哲学の研究が主だった時代に誕生したこれが「日本で最初の哲学書」とされています。

まだ 哲学が 西洋思想の啓蒙に甘んじていた時代に哲学の動機を 徹底して「人生の問題」だと考えた 西田幾多郎。 こうした経験こそが「純粋経験」だと西田は考えたのです。 その「純粋経験」から 道徳や宗教など人生の全てを考え直してみようとした試みが 「善の研究」でした。 その「善の研究」の根本思想であるのがこちらの「純粋経験」というものなんですがそれが何かこちらをご覧頂きましょう。 それが まだ小さくならない世界そのものというのがこの「純粋経験」の世界。

「宗教的要求」とは我々の生そのものの要求であると 西田は考えました。 知に対する理解って その理屈と本能とかそういうことですか?分かりやすく言いますと…言葉。 言葉で理解しようとするということは理屈で理解しようということですよね。 ですんで 西田は特別なことを言ってるわけではなくて私たちが 日々実践してることをあえて言葉で言うとこうなるんだっていうことなんです。