チョイス@病気になったとき・選「放っておけない腎臓病」

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この番組のまとめ

今日のテーマは…腎臓は 血液中の老廃物を排出するなどとても重要な役割を担っていますが「沈黙の臓器」といわれ機能が低下してもなかなか症状が現れません…というふうに思いましたけどね。

もう一つはいろんな病気で腎臓病になるんですがその腎臓病を加速するといいますか進行を さらに強くするのが高血圧ということなんですね。 いずれも典型的な腎臓病が一定程度 進んだときの症状なんですね。 これも意外なんですが腎臓というのは赤血球を作るために必要なホルモン「エリスロポエチン」というんですがこれを作る場所なんですね。 で 腎機能が低下してきますとこのエリスロポエチンというのが足りなくなって 貧血が起きてくる。 これも一定程度進行してから出てくるような症状ですね。

腎臓の病気では…最も代表的な検査が血液の「血清クレアチニン値」という検査なんですがこれを測ることによって腎機能が どの程度 何%ぐらい障害されてるかということが分かります。 ただ 一点ですね 注意しておきたいのはクレアチニンの正常値というのが大体0.9とか1ぐらいなんですがそれが少し上がっただけで実は 腎機能自体はかなり下がってるっていうことが分かってきて。

その糸球体に炎症が起きるのが「慢性糸球体腎炎」です炎症を引き起こす原因の一つが「IgA」という抗体ですIgAはへんとう腺炎などが起こったときにウイルスや細菌から体を守るための免疫物質です。 同時にステロイドを点滴で大量に投与し血液中や腎臓の異常なIgAを抑え炎症を鎮めました食事療法を徹底しています3か月に1回病院で検査を受け続けています。

食事療法 頑張ってらっしゃいましたがやっぱり 大事ですか?食事療法 これは 腎臓病に一般的に こうだという定番があるわけではなくて腎臓病の程度に応じて適切にやらなければいけないということで腎臓病というのはステージ分類というのがあります。 ですけど 食事療法と聞かれて患者さんは すごく抑圧された気持ちになってしまうんですね。 健康で元気に過ごすためのこの食事療法なんだとポジティブに考えていただいて。

東京慈恵会医科大学附属病院栄養部の…よろしくお願いします。 腎臓病の場合ね塩分 6g未満ということなんで上手な減塩のコツというのをぜひ 教えていただきたい。 塩分6gといいますとお塩6g使うというよりは実は お魚食べても お肉食べてもナトリウムというミネラルが含まれてますので。 腎臓病も そうですしあと 高血圧の予防にもつながっていきますからまあ 減塩するに越したことはないということです。

お二人はですね こちら かつ丼とかつ煮どちらをチョイスしますか?どちらをチョイスっていうかまあ こういう状態できても僕 のせますからね この上に。 実は これ かつ煮をチョイスするのが減塩になるんです。 ただ かつ丼にしてしまいますとこの煮た汁ですねご飯が全部 吸ってしまいますから食べてしまうともう 減塩効果が ほとんどないと。 シャリに おしょうゆ つけちゃうとバラバラになっちゃうからまあ こういきますよね。

入院患者さん 実際 接していまして腎臓病だとか 血圧が高くて塩分制限されてる方も最初は「こんなのおいしくないよ」「薄味で食べらんない」って聞くんですけど1週間後に病棟 伺いますと「あっ もう 慣れてきた」小林さんに腎臓病が見つかったのは二十歳のときでしたこれが「のう胞」と呼ばれる液体の入った袋です問題は…病気が見つかった 15年前は根本的な治療法がなかったため何もできない状態が続きました。