日曜美術館「幻の国宝 佐竹本三十六歌仙絵」

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この番組のまとめ

鎌倉時代に描かれたとされる…36人の肖像が描かれた 歌仙絵。 描かれた当初 歌仙絵は上下2巻の絵巻物の姿をしていました。 「佐竹本三十六歌仙絵」。 鎌倉時代に数多く描かれた…歌仙絵とは歌人の肖像に詠んだ歌などを書き添えたもの。 そして 今回の展覧会を企画した京都国立博物館 研究員の井並林太郎さんです。 キャンベルさんはこの「佐竹本三十六歌仙絵」にとても惹かれているそうですが。

だから ここら辺に落ち着いて初めてこの色があってこの お顔の白い色がやっぱりこう強調されてくるし…毎回 見る度に違った表情をしているという井並さんは今回 科学調査に立ち会われてどんな新発見がありました?やっぱり そういう高価な絵の具をしっかりと使ってるという点でも他の歌仙絵とは違う 非常に手の込んだ作画がされてるなということがそうやってねいろんな色が使われていて非常に手が込んでるわけですよね。

売りに出した絵巻の金額は今のお金で およそ…鈍翁こと 旧三井物産の初代社長 益田 孝。 鈍翁のあと三井財閥を率いた…芝浦製作所 後の東芝の社長となる…富岡製糸場のオーナーで「生糸王」と呼ばれた三溪こと…切断された絵巻はそれぞれの所有者のもとで新たな美術品へと生まれ変わりました。

ふるさとの雪景色を詠んだ坂上是則の歌仙絵には雪山を描いた絵画が組み合わされました。 この絵巻の切断どうですかこう ひとつながりだったじゃないですかそれを切っちゃったから作品が1から36になったみたいな?やっぱり その 絵巻であるからこその順番に出てくる時間の流れとかですねバリエーションの豊かさっていうのは今出てきたような一図一図につけられる表具であったりとか新しい美を獲得してきた作品の新しい歴史と捉えることも不可能ではないのかなという。