この一件が終わったあとにドミートリーの婚約者であるカテリーナさんからですねドミートリーが このある この二等大尉スネギリョフという人をかなり侮辱したのでこの人に対して お見舞いに行ってほしいということを頼まれるんですね。 スネギリョフという出てきた人物ですがこちらが自己紹介の口調です。
「カラマーゾフの兄弟」の中で最も難解で かつ有名だという作中物語「大審問官」をご覧頂きましょう。 つまり 自らが反キリストの立場にいることを 大審問官は認めたのです。 大審問官を認めるようなキリストのキスでイワンの物語詩は終わります。 当然 これはイエス・キリストは大審問官に「分かった 君を認めるよ」という「敗北宣言」としてあるキスだというふうに解釈すべきだと思うんですね。 ところがキスをされたあとにですね大審問官の心が一瞬 熱く燃えるんですね。
その二つの間にイワンとスメルジャコフの対話シーンというのが入ってくるんですよ。 モスクワからやって来た イワンはですね「神がいなければ すべては許される」という この根本思想によってなぜか このスメルジャコフを魅了してしまうんですね。 当初 何か面白いやつだとイワンは スメルジャコフを結構 大事にするんですが徐々に徐々に慣れ親しんでいくにしたがって一種の近親憎悪の関係が働いていきます。 そして グルーシェニカが財産目当てでスメルジャコフの話を聞いたイワンの顔はなぜか ゆがみ 真っ赤になりました。