落語ディーパー!~東出・一之輔の噺(はなし)のはなし〜・選「あたま山」

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この番組のまとめ

古典落語っていうと 割と硬いイメージとかもあると思うんですが何でもありの世界で今日の噺は 本当に バカバカしくて荒唐無稽な噺。 そんな噺の一つなんですがこの名前にもあるように吝嗇兵衛さんは大層 ケチですから時期が ちょうど春先 お花見に行こうって事になった時にまあね お酒を飲むとか 何か食べるなんて事はしませんで花を見るのは タダだからそんな事で表へ出た訳でございますね。

僕は 最初聞いたのは 志ん生師匠だったんですけれども何て言うんでしょう?あの志ん生師匠の絶妙な ふわふわした感じ。 何か そんな事もあってもいいのかなみたいなのどかな印象を受けたんですけれどもああいう 例えば 芸人さんで志ん生師匠みたいなあの雰囲気の事を例えば 噺家用語で何か説明したりする事ってあるんですか?フラがあるとかね。 志ん生師匠の場合は 多分この噺が シュールすぎるので説明過多すぎると 絶対 すぐお客さん離れていくんですよ。

だから 僕は全然関係なく好きです。 荒唐無稽な物語をどう映像化したのかで 自分はカップラーメン食ってる。 落語の方が もうちょっと言葉でねあっさり言ってるからさっき 東出さんがおっしゃっていたように悲惨さが あまりないっていうかそれでも ちょっとおかしい感じがするっていうのはちょっと怖いですもんね 今の。 ちゃんと絵にしてしまうとどんどん 結構陰鬱な感じにもこの場合なるんだなとか思いましたけど。

ただ 多分 今 言ってる荒唐無稽よりももっと 家元が言ってるイリュージョンは幅が広いというかもう すさまじいとこまでいくから一概には言えないんですけども自分の解釈 メチャクチャ入れると言葉を使って表現する。 だから 二階に吉原作るとかもできるし上半身と下半身が別々になって働くとか… 言われたら言葉としては理解できるみたいな。 あのね 説明してもらっていい?だから ゲニチョンパってのはもう何もない訳。 ただ アニメだったらゲニチョンパで それ出したらゲニチョンパだなって分かるけれども落語は それ無理だけど。

わさびさんも新作落語を作って…。 私は 毎月の会で三題噺といいましてお客様から3つ お題頂いて本当は 即興で作んなきゃいけないんですけどその才能がないんで来月までに作ってくるみたいな宿題として作ってくるって事で。 江戸時代は 着物を着てお客さんも着物を着てお互い 正座をして座っていてともに 同じ長屋に住んでる話題を振ってた。 江戸時代に「安土桃山時代はですね」とか言ってないんですよ。 何か 寒かったら「二番煎じ」だったりとか全然しないんです同業者同士でも。