NHK高校講座 芸術/美術Ⅰ「写真~とらえる きりとる そうぞうする〜」

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この番組のまとめ

これはアンリ・カルティエ=ブレッソンさんの「サン・ラザール駅裏」という写真です。 決定的瞬間を切り取るっていう事で有名な写真家さんなのね。 だからこの写真もまさに決定的瞬間切り取ってるでしょ。 この手前の男性の足が水たまりに着くか着かないかの瞬間がまさにその場から切り取られるように写真に収められてるよね。 そうなんだけどこの写真のいいところは決定的瞬間っていう事だけではないんだけど何か分かる?写真といえば 何て言うのこ… 構図?あっよくお分かりで。

カメラ・オブスクーラっていう日本語に訳せば暗箱っていう暗い部屋って意味なんですけどねもともとは。 これがですね…ジャン!世界的な名画でありますフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」ですね。 フェルメールは非常に精細なリアリティーのある絵を描いているのでこのカメラ・オブスクーラを使って描いたんじゃないかと。 それでそれには根拠があって当時のオランダとかフランドルとか彼が生まれ育った所というのは技術革新の非常に中心地でもあったのでそれを使ったんじゃないかという事で。

特殊なフィルターを使ってカメラに入ってくる光を少なくしてフィルムに長時間 光を当て続ける事で肉眼では見る事ができない太陽の描く線を見えてなかったものを写真に収めたりっていうのはやっぱり面白いよね。 何かさこうまあ時間とか空間とかそういうリアルなものを切り取る写真っていうのもやっぱり面白いんだけどこういった演出された写真っていうのもまた違った想像力をかきたてられて面白いよね。 あるいは自分で色を発見する写真っていうのはカメラのよしあしじゃないんで。