SWITCHインタビュー 達人達(たち)「さいとう・たかを×山中俊治」

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この番組のまとめ

連載開始から52年目を迎え単行本の発行部数2億冊以上。 この「ハリウッド・シンデレラ」っていうのもビルの屋上から…そういう 何かすごい…どんな権力にも なびくことなくみずからのルールにのみ従い冷静沈着に仕事を完遂する。

悪童として恐れられる一方空想癖があり絵が大好きな少年だった。 これはね 私がね…最初 担当になったときにね…そしたら その白紙の答案用紙持って私の席へ来ましてね…いうことを教えられまして。 結局 その先生が「東郷先生」…「東郷マチオ」っていいましたけどね。 中学校を卒業すると家業の理容師の道へ。 私が最初やりだしたのは…貸本屋があったでしょ。

さいとうは 一人の天才に頼らない作品作りを実現させるため一人の作家が すべてを担うのが当然とされた時代それぞれのエキスパートの力で作品が成立している。 一人一人の才能を結集した天才に頼らない作品作りは漫画ビジネスそのものの裾野も大きく広げた。 山中が手がけてきたデザインは幅広い。 腕時計や携帯電話といった工業製品から鉄道の車両に至るまで。 ニューヨーク近代美術館に永久収蔵品として収められた。 そして 山中の名を広めたIC自動改札機の開発。

戦後になって ファッションデザインが入ってきたときに 改めてああ… デザインって そういう意味もあるんだっていうことに気が付いて外来語のデザイン…いいデザインといわれるものっちゅうのは何だろうということなんですけどね。 本質的な「おろす」っていう機能から部屋の中での置き方から手の添え方からっていうのを…山中にとってスケッチはデザインに欠かせない思考のツールだ。

それが こうちょっと違うかなと思ったのは…例のSuicaの…。 何とか ここのアンテナ…このぐらいのおわんを伏せたぐらいのこのぐらいの範囲の中にカードを0.2秒。 なるべく こういう… 値段が出たり駄目ですよとかっていう表示はここから遠い所に置かなきゃいけないっていうのも発見したんです。

そのうち こう… 義足のアスリート義足の人たちが練習… スポーツをやってるクラブの存在なんかも知ってそういう所を訪ねていって話を聞いたりしてるうちに実は 一つ 気が付いたのは義足って ちゃんとデザインしてる人がいないやっていうことだったんですね。