素材は スチレンボードという美術作品にはほとんど使われていなかったものです。 岡さんの 最初の個展に出されたシリーズっていうことなんですけれどすごい こうミステリアスなタイトルじゃないですか。 何となく 赤坂見附の実際の光景に言われてみると 道路と 高速道路…いや 建物のクロスした感じは何となく これは分かるんです。 その作品があると 周りの空間全部も影響を受けて 変化できるっていう変化させてしまうっていう。
教育的な環境っていうか そういう祖父自身も教育もしてたしそういう関係にあったと。 去年出版した「抽象の力」は芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。 日本の抽象画家たちが西洋絵画の後追いではないこと。 同時代的に 表現の核心を理解していたと評価したのです。 しかし そのダメージにこそ坂田が表現の可能性を見いだしていたのではないかと岡は推論しています。
縦横無尽な筆致による色彩が時にせめぎ合い 時に調和しながら多様な形を成しています。 決まった完成図を目指すのではなく描く最中に生じる偶然性や問題をも取り込みながらイメージに近づけていくのです。 ねっ?だから こう行ってるのをこう 向こうから回転して戻ってくるみたいにしたくなるというまあ そういうふうに 言葉で先に考えてやってるわけじゃないけど自分のやってることを 反省的に見るとそういう意味では 粘土でまあ 絵でもあるかもしれないね。
その音符のと同じようにここでは この形は 他の周りの人々と一つの関係を結んでるけど塗り分けていくと全ての色だとか形は 平面の中に初めから 決められた領域に属すことになっちゃうじゃないですか。 こっちの文章とね ほんとコレスポンダンスというか 照応してる。 でも こちらで見ると違う関係性がある。 でも ほんと 今度 こうやって見るとまた違う関係性があって 要するに無尽蔵に その関係性というのが増殖していくというか。