一方 スペクトル・ネメシス出現を受け討伐に向かう魔法使い騎士団。 あっ あれは…！魔法使い騎士団だ！今度は２体か！７騎は いつものように スペクトルのまわりを囲って逃げ場をなくせ！残りは全て総攻撃の準備だ！この攻撃に全てをかけるぞ！はっ！いくぞ！ 調和せよ ジゾ…。
アルテミスに着いてからはマジェスティのやつに借金 背負わされて…。 あっ…！ 離れろ！早く そこから離れて！防御の準備を… あっぐおっ！がぁっ！うっ…く… 来るな…！こ… 殺せ！同時に いくぞ！ああ！グラウ！休まず撃て！ そいつに余裕を与えるな！落ち着けディアバル。 行方をくらませたセトの痕跡を追ってメリたちは 脱出不可能と言われるカイルトの森に侵入する。 次回 「ラディアン」…カスラーン・マーリン城の奥深くに潜む謎の男 ディアバル。
ったく… 誰だ？騎士志願者のオコホです。 あっ！そうよ セトよ！あんたたち セトを見かけなかったとんでもない！ こういう奇妙な事件は絶対セトがらみだ！うおっ！うわっ！トレッサーが消えた城の外に出たせいよ！ヴェスティギア・インヴェニレ！森の中？この足の短さで走るのはさすがに つらいのぉ…。 待って！このカイルトの森は古くて強力な魔法が かかっているの！一度入ったら最後 道に迷って出られなくなっちゃうのよ！なんだと魔法騎士だって 足を踏み入れない危険な場所なんだから！分かりました。
球体の中にあるものは？内側に向けて 木を生えさせたんじゃ。 いや 俺の頭の中で何やってんの頭の中…？ブブ～！ あんた 自意識過剰ね。 この次元に慣れてくると他の子の意識を見つけたりシド経由で意思疎通できるようになるのよ。 でも なんでか ピオドン…俺の兄だっていうやつを感じるんだ…。 まさかの お昼寝違うわよ。 一体どういうものなのかしら？自分の意識を持っているのかあなたの意識に隷属しているのか…それとも ピオドンっていうあなたの兄の意識に隷属しているのか…。
でも セトの話が本当ならあのスペクトルを投影してる装置がカスラーン・マーリンにあるのよね…。 スペクトルは その信頼を脅かしているの。 神出鬼没のスペクトルの尻尾も つかめないと…。 彼女の介入がなければ我々全員が２体のスペクトルに潰されていたでしょう。 騎士志願者たちの指揮は今後ギュリス卿に任せます。
時間の進み方が… 違う？人間の時間が直線とすればカイルトの森での時間はそこに くっついた円のようなものじゃ。 あんたが俺と同じように素手でファンタジアを使ってることに。 頼む！ 俺に教えてくれ！ファンタジアをコントロールする方法を！フン 何も分かっとらんの…。 これで やっと ファンタジアのコントロールを教えてくれるんだな？誰が そんなこと言った？えっ人間ってやつは まったくアホじゃわい。 さっきのが…よいか？ ファンタジアというのは空気のようなもの。
すげえ…！じゃが お前の場合 ファンタジアと調和するだけでは不完全じゃ。 でも感覚が ファンタジアから切り離されちまうっていうか…。 角の小僧が ここに やって来たのもピオドンとやらの仕業なのか？さあな… だが いずれにせよピオドンは あの小僧を利用しようとしているはずだ。 セトよ お前の兄とやらはなぜ こんなものを お前に施した？新たなネメシス出現。 魔法使い騎士団はネメシスの討伐を果たす。 しかし 倒したはずのそれは無数に分離するエコーネメシスだった。
ピュイ！痛たたたた～ピュ～イ〜！ごっ ごめんなさい！いやいやいやいや！ なんのなんの！これも あの 計算どおりですとも！アハハ！ 痛えな～ もう！いいかげんにせぬか ギュリス卿！今が非常事態だと分かっているのかフン… 貴殿は相変わらず優雅さに欠けるな～。
なっ… なんだブランゴワール卿 大変です！何事だ新たにネメシス出現です！なんだと 場所は？ここより丘の向こう！北の集落付近です！私たちも！ええ！おお…！ なんと神々しい！どうか彼らにマーリン様の加護のあらんことを！騎士様たち 頑張って～！そんなことよりも最重要問題は あのネメシスだ。
命令のために 傷つく人を見捨てるひきょう者じゃない！自分の叙任のために命を見捨てる臆病者じゃない！ジゾニのコンタクトが途切れた一体 何が…？ なっお前ら どこへ行く！心の声ジゾニが持続しているしかも 私よりも強い炎だとどういうことだ…散開！我らは誇り高きカスラーン・マーリンの魔法使い騎士団！全ては この大地の命のために！くっ…！何が起きたんだ？確か ジゾニをして…。 でも 命令を破ったことは後悔してないわ！私が なりたいのは人を守る魔法騎士だもの！あっ。
心の声ブランゴワール卿…？明日にでもスペクトルを送り出そう。 なら 罰を与えるまでだ！マーリン様を裏切る者の生きる場所などシファンディールにはない！そうかもしれんな…。 ファンタジアに感覚を開いているものにしか見えんのじゃ。 ヘヘッ 俺も ついにサーモンってやつの感覚を物にしたか！シャーマンじゃ バカモノ！威張るほどのことか！えっ。 あっ…！ ちょっと待て！俺も ファンタジアの中につかってるような感じがするんだ。 原初の森が小さくなることでファンタジアも希薄になっていった。
ファンタジアが世界に あふれていたいにしえの時代…人間は道具なしにそれをコントロールしていた。 うっ…！うわぁぁぁぁぁぁぁ…！心の声くっ… うう…！イメージ…うまくいくことを想像するんだ…！忘れるなファンタジアとの つながりは世界との つながり…。 ファンタジアを正しく使いこなしてみせる。 ラディアンを見つけてネメシスの危険もなくせばあの子たちももっと安心して生きていけるよな。 そのさなか ブランゴワール卿はオコホがスペクトル・ネメシス出現の犯人だと疑い 襲撃する。
アハハハ… そうなんだ…。 あ～！ もう！こんな危険な場所だと分かっとったら来たりせんかったわ！スペクトル・ネメシスだったらもう現れなくなったじゃないですか。 ワシは明日 帰る～！もう うんざりだ！ギャ～！ よせ〜！ピュピュピュピュわあ～！ ちょっと〜！ アハハ！アハハハ… ん？ブランゴワール卿… また…？なんで私が あんたの縫いぐるみにブラシをかけなきゃならないんだい？やるじゃないか。
ピュイピュイ！うっ… よせ！貴様らに構ってる暇はない！裏切り者が！うっ閉じ込められたのか！ご名答！ブランゴワール…オコホを殺すつもりだったのかい？何を勘違いしておる！あっ？ 何言ってんだ？あっ！うっ… セト！あんた一体どこからお… お前に会えて うれしかったのはこっ これが初めてだ！のんびり話してる場合じゃねえ！立て！心の声一体どうなってんだよ… あっ！あいつ… 本気だ！うっ！ひっ！ ひぃぃ～！オコホ！ どうしたってんだよ！うっ…！ハッ！こ… 殺す気満々だ！いっ 入れてくれ！ 早く！ 早く！早く ここから
例えば あいつのケツを蹴るとかね！オコホどうしたらいい？モルドレッドに会う…。 俺が うれしそうな顔をしたのは…ある人物と お近づきになれると思ったからだ… リゼロッテ隊長。 「奇跡の人」リゼロッテ隊長とドラグノフ隊長… ですな？オコホは親友モルドレッドを問い詰める。 なぜ 自分を利用したのか？国の裏で暗躍する「世捨て人の信者」とは？誰を信じてよいのか？騎士の本懐とは？そして 叙任式の日オコホは女王に進言する。
あっ… オコホこんな時間に どうしたんだい？ここ 男子寮だよ？私は この命をシファンディールに…スペクトルのせいで守るべき民が傷ついてるじゃない！それでも俺は… 信じてくれ！ほ… 本当だ…！よ… 「世捨て人の信者」は君を殺し屋にしようと…。 なんですって… 話せ！「世捨て人の信者」は…マーリン様を裏切る魔法騎士や外国と取り引きする農民たちを抹殺するのに君の呪いを利用しようとしたんだ…。 だから俺は 大事な君にそんなことさせまいとスペクトルを… 本当だ！無理よ。
戦火を耐え抜いた神木の前で一致団結し過去の出来事に思いをはせ祝いましょう！さあ～！シファンディールの魔法騎士の方々よ！マーリン様の遺産の跡継ぎをお選び下さい！志願者の名は？ そのころ セトとドクは地下図書館に忍び込んでいた式の最中は手薄になる。