でもね 先生 どうですか？歴史上で 夫婦で活躍した人あるいは 夫婦だからこそ業績を残すことができた人って誰かいますかね？やっぱ 「大河ドラマ」のタイトルにもなりましたけど「利家とまつ」っていうことで 前田利家とその奥様の まつという夫婦であるとかあるいは 豊臣秀吉と ねねっていう。 「御恩と奉公」の主従関係で結ばれた武家政権は明治維新まで ７００年近く続き日本人の生き方に大きな影響を与えました。 しかし この武家政権頼朝一人で作り上げたのではありません。
戦ったのは 頼朝の父源 義朝率いる源氏と平 清盛を棟梁にした平氏です。 頼朝の新しい恋の相手が北条時政の娘 政子でした。 頼朝の頼みの綱は北条時政と その家来たち。 こうして 平氏との戦いを始めた頼朝は３００騎を率い相模国 石橋山に向かうことを決定。 頼朝は 戦に向かう前政子に 勝利し戻ってくるまで伊豆山神社に隠れているように言います。 しかし 頼朝は敗れ身に危険が迫った政子は神社を出て 山中に逃れます。
頭を下げ 臣下の礼をとる千葉常胤を頼朝は 抱き起こすようにして言います。 上総広常 千葉常胤という人のパーソナリティーってものをしっかりと掌握してその人に合うような対応のしかたをしていたんだと思いますよ。
頼朝との決別を決めた義経は鎌倉を去るにあたり……と御家人たちに呼びかけますが行動を共にする者は ほとんどおらず義経は 平氏亡きあと頼朝に対抗できる唯一の武家勢力である奥州藤原氏を頼みます。 こうして 日本史上 前例のない武家政権を打ち立て更に盤石なものにしようとしていた頼朝は相模川に架けた橋の落成式の帰りに落馬重体になり意識が戻ることなく…夫婦二人三脚でやってきた事業はふ～ん…。