落語ディーパー!~東出・一之輔の噺(はなし)のはなし〜「愛宕山(あたごやま)」

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この番組のまとめ

今日のお噺は 「愛宕山」です。 古典落語を中心に活躍する上方落語家。 「愛宕山」を得意とした 人間国宝三代目 桂 米朝の孫弟子でその芸の遺伝子を受け継ぐ若手実力派です愛宕山自体は 愛宕さんっていう火除けの神さんなので「愛宕山」 もともとは 上方落語?…だと思われますね。 京都を舞台とした噺「愛宕山」は上方で誕生。 江戸落語に移植したのは上方 江戸の両落語界で活躍した大阪出身の幇間 一八 繁八は旦那のお供で芸妓 舞妓と一緒に京都の愛宕山を登ることに。

ここで 「愛宕山」上方と江戸の高座を聞き比べます。 一方 江戸版は旦那も一八も東京から来て旦那が もともと 小判を投げたかったというストーリーです三代目 古今亭志ん朝の高座をご覧下さい「おう ほら 見ろ」。 東京の旦那の何て言うか この心意気というかそういうのが出てんのかね。 志ん朝師匠 お金出す時もお金投げるって よく考えたらちょっとおかしいことで志ん朝師匠の旦那って若旦那と旦那の間ぐらいの若さ…。

「愛宕山」は 動きの種類も量も落語界トップクラスで…ものすごい動きますよね。 「船徳」っていうお噺もすごい動くんですけど「船徳」よりも動きますか?もう 「船徳」と「愛宕山」は次の次の日 筋肉痛がすごい。 船をこぐ ハードな所作が続きます僕 おとといやったんですよ 「愛宕山」。 これ 「愛宕山」だけではなくてやっぱり その「顔には汗かかんもんや」いうのはよう言われましたですけどね。 「愛宕山」の激しい動きの例をご覧下さい先に行った旦那たちに追いつこうとしますが…「じき追いつきますよケンケンでもってもう。

多分 形を重視したのかな?こっちにした方が 見た目がお客さんからして 非常に形がいいから志ん朝師匠は こっちにしたんでしょうね。 米朝師匠とかも米朝師匠自身が稽古つけてもらった時に文の家かしくという師匠この方も踊りの すごい得意な山村流の名手だったっていう方がおっしゃったのは…ある程度 もう落語として固まってから行くのはええけど参考にしようと思って行ったらえらい目に遭うでと。