SWITCHインタビュー 達人達(たち)「ブレイディみかこ×鴻上尚史」

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この番組のまとめ

この本は これから 日本が迎える多様性社会に対応するための教科書であると幅広い層の読者から多くの反響を呼んだ。 始めた… ドン!劇団 第三舞台の旗揚げ以来演出家として40年近いキャリアを持つ鴻上。 あの川端康成や開高 健など名だたる作家たちが缶詰めになり原稿を執筆した部屋もある。 ブレイディと鴻上が語り合う多様化へ進む日本社会を生き抜く術とは。 たぶん 日本も実は もうそういうふうになってきてるんだけどいまだに 日本は「みんな仲良く」とか「お友達同士いろいろと団結しましょう」とか「絆」とかね。

ブレイディがイギリスに移住したのは1996年。 どうして でも 保育士を選んだんですか?私 だから 子どもが出来るまでは子ども 嫌いだったんですよ。 でも 出来るとね 本当に子どもって「人間は環境の動物」って言うけど本当に…本当に 私たちって自分で何でもできるように…できるようになった気になってるけど大人になったら…。 いろいろ また私が資格を取って保育士になったのが普通の保育所じゃなくって…それが やっぱりすごく貧困地域にあっていわゆるソーシャルワーカーとかが絡んでるような家庭。

だから 一生懸命イギリスの保育施設っていうのは例えば 労働党が政権を持ってたときは保育の2本柱が やっぱり…多様性推進っていうのをすごく 柱に掲げていたのでものすごく そういう方面の教育はしてましたね だから。 たぶん そんな お父さんが2人エプロンをしてるような人形をたぶん 日本でいわゆる保育園とかが用意したらたぶん…だって…それ 信じられませんよね。 ハハハハ…! ねえ!公立中学に通うブレイディの11歳の息子が所得格差や人種差別など子ども同士の分断の壁を力強く乗り越えていく姿を描いている。

そのときに 何か気骨のある「ワーキング・クラス」っていう あれがすごくかっこいいなと思って私自身も 何か父親とか肉体労働者ですしワーキング・クラスじゃないですか。 ジョン・ライドン命で 私ファンサイトまで運営していたっていう。 本当に!? 日本のファンサイトを?そうそう そうそう…。 物書きとしてはジョン・ライドンのファンサイトから始まったっていうぐらいジョン・ライドンがすごい好きで。

学校は分かんなかったんですけどイギリス人はちゃんとしてんじゃないかと思ったらこっちに 開脚しようとしただけで…レーモンドっていう男だったんですけど開脚ができなかったんですよ。 それは だから… つい 日本人はやっぱり イギリスはすごいなとかフランスは… とかって思うけどそういうのを知るといや それはどうよ? っていうか。 ブレイディさん的には 結局…どうなんですかね? それは。 今回テレビや新聞などの取材を受けるため来日したブレイディ。

ネットで連載中の一般の人々から寄せられた相談に答える人生相談だ。 相談者と真正面に向き合った鴻上の誠実な回答に実は ブレイディもこの人生相談のファンの一人だ。 何か 本当に…その人に向かって書いてない人生相談もあるじゃないですか。 何か そうじゃない人生相談もあるけどすごい… 鴻上さんのはすごい本気で書いてらっしゃるなってその相手に向けてっていうのが。

本当に 信頼関係 築きたいしリスペクトしたいのにそんな愚かなことで どんどん…でも なぜ 日本は そういう……を作ろうとする人がいたり維持してるんでしょうね?もともと 世間という…僕が ずっと考えてる「世間」っていうのと「社会」っていうのがあって「世間」っていうのは自分の知ってる人間たちで作った空間で。

演劇教育がされてるっていうのは日本にないじゃないですか。 やっぱり そのコミュニケーション人とコミュニケートするときに…イギリス人よりも 日本人のほうにやらなきゃいけないと思います。