SWITCHインタビュー 達人達(たち)「しりあがり寿×田丸雅智」

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この番組のまとめ

そんな しりあがりが20年近く連載しているのが新聞の4コマ漫画…こちらは文章で不思議な世界を生み出す。 あの芥川賞作家も「ページを捲る指を止めることができない」と絶賛。 夢か現かリアルかフィクションか。 2人の共鳴から摩訶不思議な世界の扉が開く。 あの… 何だっけ?大英博物館か何かの漫画展のね。 しりあがりの代表作の一つ…20年近く連載している4コマ漫画だ。 そうそう 本当 ピンキリ。

ここに登場する喜多さんは薬物中毒。 2人の旅路には奇妙奇天烈な出来事が次々と起こる。 こちらは 道中出会ったハマグリが吐息で作り出した幻想の世界。 それに対して…あるときは 大名屋敷がメビウスの輪のように絡み時空がゆがむ。 「弥次喜多」ね そうなんだよね。 しりあがり寿 本名 望月寿城は1958年 静岡県で生まれた。 父親が漫画好きで家には手塚治虫の作品が並んでいたという。 何か ほら小学校の文集あるじゃないですか。

一見 しがない中間管理職が帰宅ラッシュの電車で繰り広げられる壮絶なドラマの中で ヒーローとなる。 えっと ちょっとね複雑になっちゃうかもしんないんだけど…だから 何か 個性つけられるのが嫌で要するに 「この作家はこういうのを描くんだ」っていうふうにまあ もうちょっと言ったらブランディングみたいなことがね嫌だったんですよね。 へえ~!で 毎回違う画風で描いても「あっ これ しりあがりの漫画だ」って分かるようになったら それが…それは もう個性でしょ みたいな。

昔だったらね 山見たり 川見たり権利のないものを見て絵を描いたりすりゃよかったけど…だからそこに触れるなってことになるとねだから もう少し そこの… その単純に こうパロディーが大変とか 大変じゃないとかっていうんじゃなくてどういうものは公共の表現の進化のためにはありしりあがりが 今力を入れているテーマがある。 それは…絵を描いた板をヤスリで削ることで作品が古びて 劣化したように見せる。 ただ 僕も結構 年 取ってきたら未熟じゃなくて…いろんなシステムとか いろんなものが劣化してきてるような気がして。

映画化され田丸の名を一躍有名にした作品…「あのバーに初めて入ったのは2年前だった」。 想像の余地もあるんですけど丁寧に書いていく作品が多いですから。 ショートショートはまあ 省略の小説スタイルなんで観客から言葉を募り即興コントを披露する企画にあなた頭を冷やすべきなんじゃないでしょうか?マサ! 氷水 持ってきてくれ。 田丸の発想力の秘密とは…。 田丸さんのさ…アイデアが どっから出てくるのかとか何なんですかね?何なんでしょうね?自分なりに メソッドというか発想法っていうのは いくつかあって。

例えば 「人の不幸は蜜の味」だったらば本当に不幸が起こった人の周りには何か成分が出ていてそれを集めにくる特殊な蜂がいてそれで出来た蜂蜜はむちゃくちゃおいしいんじゃないかみたいな。 昔は… 人間がいる前は機械人間が生きてる時代だったの。 1987年 田丸は愛媛県松山市で生まれた。 田丸は やがて ものづくりの道を志し大学は工学部に進んだ。 工学部に行って 理系のほうへ行って小説も書けるって…。 23歳で作家デビュー以後ショートショートのコンテストで最優秀賞を受賞するなど活躍の場を広げていった。

で それで 楽しさっていうところさえ分かっていただければ今後 続けていくモチベーションにもなりますし何より…僕がそうだったんで… まあ なのでもちろん たたきのめされて伸びる人もいるんですけどただ 特に このショートショートって想像力って「これで いいんですか?」「いいんです」っていうのを やりたいんです。 なので…いや でも 本当ね 今日も教室の人たちが書いたあとみんな 目がキラキラしてるんですよね。 やっぱりアウトプットするっていうことは一定の何かを解消するんでしょうね。