江戸時代の技術書に書いてあるんですけど「起見生心」ってあるんですよ。 江戸時代「からくり儀右衛門」と呼ばれ天才的なアイデアと卓越した技術で人々を驚かせたからくり人形師 それが…。 人々を心の底から喜ばせるものとは何か?自らに問い続けた田中はどのように課題を克服し人々が求めるものを生み出したのでしょうか?浜野さんは 大学や下町の中小企業と共同開発するなどこちらは 観測装置を守るフレームの製作を担当した深海探査機です。
田中久重の資料を展示する東芝未来科学館の谷口さんはオリジナリティーのある田中の からくり人形づくりについてこう話します。 江戸時代の日本では現在と違い「不定時法」と呼ばれる時の数え方をしていました。 これが 不定時法です。 当時の時計は この不定時法に合わせるために 不便を強いられました。 何とか 不定時法に合わせようとしていたのです。 夏至と冬至の日を境にその動きを反転させることで1年間の不定時法が表現されています。
万年時計の内部を見ると中心部には虫歯車。 画期的なアイデアと からくりの技術を結集させた万年時計。 困ってることをね 僕らの技術とか経験を積み重ねて ブレンドしてそれで何か出来上がって 困ってた人が「ありがとう」と言ってくれた時の その…やっぱり 人々を いかに今の自分の持ってる技術で楽にしたいもっと便利にしたいってその発想というのが久重の中に あったんじゃないですかね。 でもね この万年時計ですけれどもね鈴木さんが そこまでお詳しいのは先ほどの分解調査にも関わってらっしゃるという方なんですよね。
西洋の医学校を手本にした 先進的なカリキュラムを採用した時習堂で田中は 物理や化学 軍事学など貪欲に学びます。 絵や図面はありませんが 蒸気の力で大きな船や車両を動かすことができる田中は この模型を 天皇の側近である関白の庭の池で披露し大いに称賛されました。 これがその実際の蒸気船の模型ということなんですね。 田中は 外輪船とスクリュー船の2種類の構造を研究しました。 実際に これ 精煉方で動かして 当時…蒸気の強大な圧力を封じ込めるのがボイラーのフレームです。
エジソン自体も それまでの工場とかで動いてた技術をレコードだとか 電話だとか…で 日本人だからエジソン 大好きなんですよ。 でもね 最初は からくり人形師から始まって エンジニアへと時代に合わせて 合わせて自分が何をすべきかっていうのもいわゆる職人としてすばらしい職人たちがそこまで行き着いてる部分がある。