「日曜美術館」です。 細田監督は 大変にオルセー美術館がお好きだと伺っているんですけれども。 すごく 絵の魅力っていうのは何だろうっていうふうなことを一番 まあ あの学生時代の自分に教えてくれたっていうのはある諸作品だったんじゃないかと思うんですけど。 さあ 皆さんと一緒にさまざまなオルセー美術館の作品を楽しんでいこうということですがまず ここにありますのはルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」です。
これだけの少ない筆致ですごく こう カエルの存在感がすごく出てるっていうのが。 しかも これも やっぱりあんまり こう どうなんですか陰影表現っていうのはなくて…。 まあ 僕なんか 「オランピア」いつも 見に行くんですけどもこの絵1枚が やってのけてるっていうふうなことがこの絵がもたらしてくれたことってのはすごく 僕ら… 今の僕らにとって大きいんじゃないかと思うんでやっぱ すごく こうありがたい気持ちっていうかなあ表現として ほんとにこう… ねえ うん。
あれは イソギンチャク? サンゴ?そんな細部を見てから改めて全体を見ると新しい絵の魅力に気付くかも。 さあ ここからは8Kで オルセー美術館を撮影した長井倫子ディレクターが加わります。 真夜中 夜中の基本12時から朝方までっていうまあ ふだん 皆さん入れない時間帯に基本撮影していたので必然的に 1点をじ~って見る時間が 大変長くて今まで見ていたつもりで気付かなかったようなこともお~ すごい。 これなんですけどこの… この線が規則正しくこう グリッド線が引かれているってことに今回 初めて気付きまして。
ミレーの作品が集まっている部屋がオルセー美術館の中 ありまして表現力の…画家の表現力の極みがあるんだなって思ったものをこれでも 発見したんですけどそれが道のところでここが 何かうっすら水色がそこまで こう細かく描いているっていうところをちょっと見つけてびっくりしたんですよね。 さあ もう一点 カイユボットの「床削り」という作品ということなんですが床削りって 何をする作業なんですか?土足で いろいろ入ってきてるから床が汚れたのを全部洗うよりも 削っていくわけですよね。
でもね 会話しながらしてる感じがまたすごい こう 何ていうかこの時代っぽいっていうのはすごく 何ていうのかな こうスナップっぽいっていうかその 写真登場後っていうかね。 さあ ここで ちょっと気分を変えてゲストの細田さんも大好きなオルセー美術館の建築を見ていきましょう。 そう オルセーは光あふれる美術館なんです。 ガラスと鉄骨の開放的な空間にエミール・ガレというガラス工芸家の手の形をした作品があるんです。 さあ 続いては オルセー美術館で8Kの撮影を担当した山口誉人ディレクターの解説です。
しかしながらこういう塗り残しを まあ 意図的にこの主線みたいなものを残すのにまあ その周りの部分が顔は全く それこそ肉づきがないけどベチャッとしちゃって。 あと 眠りが主題化されてるってこと自体がねやっぱり人間が 一番無防備な…。 右は ルノワールたちもいたモンマルトルのサクレクール寺院。 カラフルだけど点描とか 印象派的じゃなくて平面的なカラーの構成ですよね。