まあ 江戸時代のね作家 井原西鶴の代表作ですけれどもそういえば お隣にいらっしゃるこちらの方は井原西鶴の研究をされている早稲田大学の中嶋 隆先生ではありませんか。 井原西鶴の知恵を味わってまいりましょうか。 この自由奔放に生きた男の一代記は大きな話題を呼び武家もの 経済ものなど多様なジャンルでヒットを飛ばし彼が 相当な変人だったということ。 独自路線を突き進む今 最も注目される若手映画監督です。
まあ 今回はね変人 井原西鶴ということであえて ちょっと この映画もちょっと変わってるんじゃないのかな…。 新人の監督と新人の俳優たちでワークショップ 演技レッスンを経て1本の映画を作って。 江戸時代にエンターテインメントを作っていた人がいるということを知ってすごく興味を引かれて 来たんですよね。 大坂の陣から半世紀以上が経過した頃には日本経済の中心地として栄えていました。 商人たちは それまで貴族や武士など上流階級の文化だった読書にも親しむようになっていきます。 大坂のベストセラー作家 井原西鶴です。
阿蘭陀西鶴という あだ名には深い意味があると考えています。 西鶴は 家業を奉公人に譲り 剃髪します。 西鶴は これに着想を得て1人で 24時間句を詠み続けることにしたのです。 「初めて来た遊郭で『変わった恋の話はあるかい?』と尋ねたら返ってきた答えはこの活躍は 噂となって全国に広がり俳諧師 西鶴の名を轟かせました。 1,600という記録に日本中の俳諧師が挑戦。 矢数俳諧は 大流行となっていきます。 2度目の矢数俳諧。 それは 後に文学史を変えることになるいわば 日本初の娯楽小説「好色一代男」の執筆でした。
それを 西鶴は組織的に イベントとしてやった。 でも 何ですか 上田さん その…西鶴も まあ 噂によってこう 矢数俳諧の噂が広まった…。 例えば それまでの映画の舞台挨拶って初日と やっても2日目ぐらいだったんですけど100日以上 連続でやったんですよ。 あんまり商業的なものよりつまり エンターテインメントよりちょっとアート性があるものだったり引きずるようなものだったりが評価を得やすかったりするんですね。 私 監督とも オール西鶴とも 全然真逆。
絶世の美男子 光源氏を中心に平安貴族の華やかな世界が描かれています。 「源氏物語」は 江戸時代でも雅な貴族の考え方を学べる最高の教養書としてあがめられていました。 「好色一代男」の世之介が7歳で色恋に目覚めるのは光源氏が 7歳で文章を読み始めたことになぞらえています。 「一代男」が全54章から成り立っているのも「源氏物語」の54帖を まねたもの。 西鶴の場合には 「一代男」は…分かってる人には分かるわけですけど。