100分de名著 コッローディ“ピノッキオの冒険”1統一国家とあやつり人形

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この番組のまとめ

「100分de名著」「ピノッキオの冒険」。 ウンベルト・エーコなどイタリアを代表する名著を訳してきた和田さんが新しい視点から「ピノッキオの冒険」を読み解きます。 「ピノッキオの冒険」が出版されたのはイタリアの時代状況が濃く反映されている作品なのでその教科書作家として 好評を博していたコッローディですけれども義勇兵として 戦争に参加したトラウマを抱えていて彼にですね深刻な鬱症状をですね もたらしていた。 これが 後の「ピノッキオの冒険」になる作品なんですね。

で ようやく足を作ってやって歩けるようにしたらですね今度は ピノッキオの方が家出をしてですね 逃げ出してしまう。 「ここは自分の部屋だから出ていけ」と言うピノッキオに対しコオロギは 「道理」を説きます。 怒り狂ったピノッキオは木づちを コオロギに投げつけます。 感動したジェッペットは ピノッキオに通学用の服を着せますがう~ん ジェットコースターだね。 びっくりしたね~!説教する相手に対してその まあ反抗心をですねむき出しにするピノッキオ。

ピノッキオに同情した火喰い親方は代わりに アルレッキーノという別の人形を火にくべることにしました。 何だろうね この火喰い親方といいピノッキオ自身といい情緒が不安定っていうか。 くしゃみをする度にですねあのピノッキオが 「お大事に」と声をかけていたあれは 何なんでしょうか?つまり 19世紀のそのフィレンツェ界わいではですね土地の言葉で 誰かが くしゃみをしたら「フェリチタ」 「お幸せに」って意味なんですけどこれを 「お大事に」にかえてまあ 相手の健康を気遣っていたと。