第70回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 1回戦第2局 山崎八段×西川六段

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この番組のまとめ

そして 今日の対局は山崎隆之八段 対西川和宏六段の一戦です。 兵庫県神戸市出身 西川慶二八段門下。 まずは先手となりました 西川六段ですがどのような印象を お持ちでしょうか。 では 後手となりました山崎八段は いかがでしょうか。 振り飛車党ではなく居飛車党なんですけど山崎さんも研究スタイルは実戦派。 まずは 先手番となりました西川六段から ご覧下さい。 山崎八段の印象は いかがですか。 それでは 続きまして後手番になりました山崎八段のお話です。 西川六段の印象は いかがですか。

先手西川六段7六歩。 後手4二飛車。 後手4七飛車成。 西川六段 残り5分です。 でも まあ山崎さん こういう乱戦とか見たことのない局面というのが 非常に好きですね。 乗らないというのも一つですけどやっぱり奨励会時代は相手の読みに乗っていって勝っていかないと抜けられないというところもあります。 竜… 普通馬は自陣に竜は敵陣にと言うんですけどこれは山崎さんが 竜を自陣に引いて西川さんの馬がまだ自陣ではなく敵陣近くにいますね。 問題は成ってない飛車西川さんの飛車と山崎さんの角がどう働いていくか。

5五のちょうど天王山中央に威張らせないでしょうね。 あと 先手としては玉をどちらに囲うのもあるんですけど振り飛車党の人はやっぱり 右側に囲いたいんですよね。 これ恐らく西川さんの方がやってる方がね特に西川さんの方が何か見たこともない局面にということはあるでしょうね。 こういう局面というのはやっぱり力戦派同士だからこそある局面で。 力戦派同士ですね お互いに。 西川六段は実は師匠がねお父様 西川慶二八段で。 実はお父様 居飛車党の 本筋の研究を重視した将棋なんですよ。

畠山先生もお兄様の成幸八段と 双子棋士。 西川六段 2回目の考慮時間に入りました。 こういうところは何か お父様譲り師匠譲りの何か 局面の心理を考えてるんですかね。 続けて今 考慮時間を使いました。 それとも制圧されてもいや いやいや山崎さんが居玉なんだからどちらかに囲えば大丈夫じゃないかとか。 またしても考慮時間に入りましたよ。 5七金に時間を 数分使わさせられて更に ここでまた考慮時間を使うという。 もうね 西川六段と一緒で年齢的には山崎さんがもう30代の終わりですかね。

この桂馬というのはもう5筋は受からない代わりに桂馬をポンポン跳ねて後手玉にプレッシャーをかけようと。 もう桂馬跳ねたし 金も上ずったし西川さんの方はちょっと囲いづらいよねという手ですね。 西川六段 7回目の考慮時間に入りました。 突っ張って狙ってくれば難しいけど迎え撃つつもりが今やわらかい手を指されたのでもう一回考慮時間を。 西川六段 8回目の考慮時間に入りました。 つまり桂馬跳ねた手を3歩 持ってるのも実際大きいとは思うんですけどね。 でも山崎さんはNHK杯 20代…30代後半ででしたかね優勝されて。

ただ 5四歩から今 山崎さんがね急いで行き…。 西川六段 9回目の考慮時間に入りました。 ただね 西川六段 形勢不利な時のね勝負手を繰り出してくるんですよね。 この将棋はまだ 局面自体は難しいんですけどペースは山崎さんのペースで来ていますからね。 山崎八段 6回目の考慮時間に入りました。 山崎さん 結構 表情豊かでね余裕がなくなると すごい首を振ったり…。

ただ 5六歩打つことで先ほど中村さんおっしゃられた飛車の道山崎さんこういうとこ言い分 聞かないから取らないですね。 先手7八玉。 結局先手の桂頭を攻めたいんですよね。 先手9六歩。 これは 先手は玉の懐といいますか逃げ道のルートを1つ広げた手ですね。 これ 西川さん振り飛車党なのにね居飛車にさせられてしまいましたね。 山崎さんのテクニックによって居飛車の将棋にさせられました。 振り飛車とは先手陣は玉の囲っている位置が違いますからね。 先手の飛車の上に。 先手としましては。 必要ですね先手は。

後手4四同じく銀。 後手の狙いは6四の金取りともう 5七に打ち込めばきついですよ。 後手5七銀。 後手6八銀成。 これは同銀と取って5七金となるんですけど金銀入れ代わってますけどもちろん同じ局面が続く千日手ということにはならないです。 そうですね同じ受けは西川六段の方はできないですね後手5七金。 後手5八金。 後手6八角成。 後手6六竜。 山崎八段最後の考慮時間に入りました。 最後の考慮時間を使いました。 同銀に6九飛車と打てば詰みなんですよね先手玉が。

難しいとこもあったと思うんですけど何か 終始山崎さんがうまいペースでね押し切りましたね。 あ~ でも 振り飛車党なんで序盤から目が離せない展開に…。 振り飛車相手なんであまり定跡もないので ちょっと。 居飛車はできないから我慢…。 2六歩突いたら4四歩と同じように突いて3二銀には我慢できたんですけどここは ちょっと我慢できなかった。 端歩突いて。 あと 銀が上がってるので昔 奇襲戦法で何か あった時に…。 その昔の奇襲戦法というのが私は知らないんで よく分かんない…。

この時に角交換狙った時に普通に角打たれちゃうんで金… まあ銀上がりたかったんですけど。 これも そうですね普通に歩打たれてもあまり自信が…。 しかし解説中も言ったけどあんまり普通の方はまねしない方がいい組み立ての将棋ですね。 5六歩か5五歩は…。 でも 銀上がって5五歩をなかなか…。 あとで銀を上がったんですけど銀だと こう…3四馬と取られてなかなか5五歩をタダで取れなかったのでもう思い切って金で。 7四歩から7五歩だけは気を付けながら… と思ったんですけど。