にっぽんの芸能「太郎冠者が大集合!?彩り豊かな狂言の世界」

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この番組のまとめ

能舞台に居並ぶは全国から集まった狂言師たち。 今年2月 国立能楽堂で開かれた立合狂言会です。 狂言師たちが磨き上げてきた彩り豊かな太郎冠者の世界をご案内します。 歯切れのよい語り口と豊かな表現力で米朝が若い頃からいろんな古典芸能の方と大変 親交が深かったもんですからやっぱり 僕も修業中にそういう先生方に お会いしたりとかいろんな舞台を拝見しておりましてまあ 自分も好きで 狂言も 今もよく見に行かせて頂いております。 現在 狂言師の数は全国で130人余り。 歌や踊りの得意な太郎冠者が活躍する 狂言「千鳥」。

ダイジェストで ご覧下さい。 御馬が参る 御馬が参る。 御馬が参る 御馬が参る。 御馬が参る。 ねえ!何か 言葉あそびというか不思議な語源じゃないですか「ちりちり」とか。 ちりちりという あの音とかですねほかにも 何かしぐさをした時のガワガワ ガワガワっていう言い方であったりとかそういうもの全部自分で言ってしまうという…演者でありながら 舞台構成から何から全てを 自分たちで作り上げてると。 京都の狂言師の方から聞いたのは突然 何これっていうような面白いことを やりだすっていうのが。

そういうものを太郎冠者に託してそれを笑いという みんなでスカッと許してあげられるような側面にしてやっぱり 愛嬌でありますとか主人に決してイエスマンでもないというあの上司と部下の関係というのがまた 面白いですよね。 聞きますと「太郎冠者もの」っていうふうに狂言の中のジャンルがあるぐらいにたくさん 演目が あるそうでして。

やいやい 両人の者 おるかやい。 両人のもの…。 いやいや和御寮へ仰せつけられたものじゃ。 いやいや まず 和御寮お持ちゃれ。 両人かわるがわるに持って行け。 いや のうのう 次郎冠者 お居やるか。 さて かようにして持てば両人誰持て彼持てという世話が要らいでよいではないか。 知らぬものが見たならば不精な者が二人寄り合うたと言うて笑うであろう。 とかく両人持ちよいようにして 持てばよい。 ははぁ「恋の重荷」ということがあるによって心得た。