「ちはやふる」という映画に出演させて頂いてまして百人一首を愛する大江 奏ちゃんという子を演じたのでその時は本当に一首一首丁寧に勉強した思い出があります。 この歌 役名が大江 奏だったのでかなちゃんが一番好きな歌で私もこの歌 大好きなんですが掛詞がたくさん使われていてたった31文字にこんなたくさんのものを凝縮できるんだなと思って短歌のおもしろさが詰まっているなって思います。
君と過ごしている この夜に鈴虫が鳴いてる。 …ってことは君と過ごしてる この夜も私にとって大事なものなんだなってそのことを 鈴虫が教えてくれてるっていう。 ロマンチックな歌だったんですね。 萌音ちゃん いかがですか?私 妹がいて ずっと子ども部屋2人部屋だったので以上 入選九首でした。 以上 入選作品のご紹介でした。 入選歌と佳作は「NHK短歌」テキストに掲載されます。 今年度 寺井さんには「短歌は越境する」というテーマで一首をご紹介して頂きます。 短歌には さまざまな越境の場面。
大伴坂上郎女っていう方の歌なんですけどこんな人です。 「万葉集」の中には非常にたくさん いろんな歌人の歌が入っているんですけども女性の歌人の中では大伴坂上郎女が作った歌が一番多い。 もともと宴会などで歌を詠み合う間柄で更に 駿河麻呂は郎女の娘と恋仲でした。 ところが ある時 郎女は娘と駿河麻呂がうまくいってないことを知ります。 そこで郎女は 娘に成り代わり恋のヒロインを演じた この歌で「どうか娘を大事にしてね」と駿河麻呂に くぎを刺したのでした。 目を光らせるっていうのも恐らく大伴坂上郎女の一つ役割…。