第68回 NHK杯テレビ囲碁トーナメント 1回戦3 小林九段×藤沢女流立葵杯

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この番組のまとめ

1回戦 第3局 Bブロックから小林 覚九段 対 藤沢里菜女流立葵杯の一戦です。 白番の小林 覚九段です。 日本棋院東京本院所属。 NHK杯戦は18年連続 35回目の出場です。 小林 覚九段1回目の考慮時間に入りました。 小林九段が理事長になられてから仲邑 菫初段が入段したりですとか。 あとは… 上野愛咲美さんが全棋士参加棋戦で準優勝したりですとかいろんなニュースが増えましたよね。 小林九段は ここ…そうですね 十数年ですかものすごく激しいというか厳しい碁をお打ちになってる印象なので。

小林九段2回目の考慮時間に入りました。 この段階ではオサえるという選択肢もあるという話でしたが…。 おじい様の藤沢秀行先生とは真逆の棋風だとおっしゃってましたね。 秀行先生っていうとすごく手厚いという印象なんですけれども藤沢里菜さんの方は結構 地をしっかり取っていくタイプということで。 高尾九段は 秀行先生のお弟子さんでもあるので秀行先生のことも里菜さんのこともよくご存じだと思いますからね。 藤沢女流立葵杯2回目の考慮時間に入りました。 全体的なことも考える必要があるのでどうしていくか。

白は右辺を与えた分下辺が少し勢力的になってきましたよね。 今のところは両アタリが残ってますからね。 小林九段3回目の考慮時間に入りました。 黒も まだ 多分眼がないので そこも…。 趙 治勲名誉名人と棋聖戦を戦われていた今から…20年ぐらい前ですか。 藤沢女流立葵杯4回目の考慮時間に入りました。 趙名誉名人の厳しい打ち方を体感してというところもあったんでしょうか。 あ~ツキアタリですか。 割と序盤で考慮時間 多いですね。

そうすると白の形がとても味もそっけもなくなりますのであれをサガっておくことで黒の眼もすごく大きくなりますし白へのプレッシャーもかかってます。 逆に 白に打たれると黒が右辺の石封鎖されますし黒が打てば上辺の白の一団と右辺からの白の一団を2つに分けることができますのでこういう手は大切ですね。 藤沢女流立葵杯5回目の考慮時間に入りました。 確か 上野さんの優勝を阻んだのも一力八段でしたね。 これは右上の白に対するプレッシャーと地を兼ねた手ですよね。 小林九段5回目の考慮時間に入りました。

下辺が どの程度のものか…。 ここのところはもし仮に黒がコウを解消ツナいだりしても…。 今のコウは黒が解消しても白はすぐにはそんなに簡単には死なないと見ているでしょうね。 解消してきたら中央を出ていけば黒は…。 右下ワタられたけど黒もコウを解消できて切りも残ってるのでこれで打てると見たんですね。 確かに このコスミもすごく大きい手で次 下に一間にトビますと白が見込んでいた下辺からの模様がだいぶ消えますので。 こうなってみると下辺から隅にかけて黒9の十四オシ。 小林九段6回目の考慮時間に入りました。

一生懸命 黒も…。 ここで考慮時間を使われたので。 穏やかな手…オサエを選ばれました。 左辺は すごく距離がありますのでまだ お互いがどこまで地になるか見えないところですね。 白も オサエですね。 うまく 黒も手にすることができればガラッと下辺の白地を…。 結構 下辺の白がすごく大きいので。 黒4の十八 ハネ。 今 白はオサエですね。 白5の十八。 黒3の十八ツギ。 小林九段7回目の考慮時間に入りました。

あまり 藤沢さんは表情に出ないですね。 ヨセで結構 藤沢さん勝ちにしてる碁も多いですね。 白3の七コスミツケ。 今のコスミツケは狙いのある手で。 普通はこういうところのアタリはあまり筋のいい手とは言われないんですけれども何となく 小林九段の様子が…。 これは受けさせてやはりツナいでこれを切り取ればここ与えてもこのカケツギも全部役に立ってますね。 有名な手筋はあるんですけれどもなかなか実戦で成功するケースが少ない手ですよね。 ですが この場合は環境は完璧に整ってましたね。

白はケイマに先ほど打ったとこの右ナナメ上…。 やはり結構 中央のつき方が大きいです。 小林九段9回目の考慮時間に入りました。 抜いてあるところの何て言うんですか二路下と言うんですか。 藤沢女流立葵杯最後の考慮時間に入りました。 残り時間はありません。 ここで 考慮時間を使い切りますね。 ですけれども今 白がここにきたのが多分 ちょっと予定外だったと思うんですよね。 ここも 一応白から こうやって…。 小林九段最後の考慮時間に入りました。 小林九段も使い切ります。