日本の話芸 桂福團治 落語「南京屋政談」

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この番組のまとめ

♪~江戸の噺家古今亭志ん朝さんから頂きました噺。 上方へ持ってくるのにシチュエーションを皆上方風に変えさして頂いて。 いろいろな人から 知恵を頂いてほいで 舞台にかけたらなんと 私の師匠がそれを見て えらい喜んでくれて。 こうなると 船場の大家の暖簾に傷がつくというのでへえ では さいなら~」ってなもんでポイッと 表へ出る。 南無阿弥陀仏!」。 あんた どないしてたんやがなおばちゃん あんたが 勘当になったって聞いてから 心配で心配で。 あ~あ 本家の若旦那がえらい汚れて まあ 痩せこけて…。

なあ ええ若いもんいうたらのう え?どこの町内行っても『よう! 若旦那!』声の一つもかかって札片の一枚も切れるやつをええ若いもんっちゅうんじゃ。 それな 南京カボチャ買うた家でその弁当 使わせてもらえ。 籠の中の南京カボチャが地面にバラバラバラバラ~。 「この南京カボチャ」。 「南京カボチャ 人殺したんか?よし なら俺が 一つ買うたろ。 「南京 買うて。 「南京 買うて」。 南京は いらんねや」。 「帰れ言うても 南京はいらん」。 その洗濯物の腰巻きが途中でとられてなくなったいうて大騒ぎしてたやろ。

「南京屋さん 南京 売ってちょうだい」。 南京屋さん よそで弁当 お使い下さい。 昨年度 夫に死に別れましてから2人の子どもを抱えてあれを売り これを売りしながらここにある あの 売上金もみんな渡しますわ」。 叔父さんこれだけの売上金が出来ましたと。 「え? かわいそうな親子がおって売上金 みんな やってきた?苦労を知らん。 『兄さん いっぺん 世間見てきなはれ』って言うたら屋根の上 上がって『おお よう見えた』ってこんなんぬかしよる。