第1週の司会は 今年度も引き続き私 小林聡美がお送りします。 そして選者も同じく 宇多喜代子さんです。 早速 冒頭の宇多さんの句ですけれども「たんぽぽの絮吹くときの目を細め宇多喜代子」。 カフェインが入ってないから今年度のテーマは 「昭和のくらしと俳句」ということなんですけれども。 そうすると もう昭和っていうのはうんと昔の時代に半分 昭和で 半分 平成だったんですよちょうど。 でも 昭和のあの時代のこともすごく体にしみて 記憶にあるしという風潮でしょ。
その年に ちょっと仮寓してた所で母がね お正月前に これをね当時はシンプルで 本当にデザインも このとおりだけどもきっとね 目を作る職人さんのいいのが作ってくれたんでしょうね。 昭和の道具っていうのは多く素材は自然素材を使ったしこういう 形もシンプルだったし。 本 買って帰ったら「あら あったわ」みたいなそういう おバカをするんですけどねこれを見る度にねああ 祖母や母の時代の台所は昭和20年のね 暮れのうれしさがやっぱり思い出しますよ。 これ一つあったら本当にお料理の幅も その当時ね始末の句…。
「たんぽぽも」だったから柩の中にお入れするものの中にこれは 「踏絵」って「踏絵」も季語ですけれどもこういう時はねこういうことって あります。 これは「たんぽぽ」が一番の主な季語ですよね。 その感じを 踏絵を踏むようだと例えたところ。 何か そんな感じがすごい踏絵を…。 どうしよう」っていう気持ちが何か 踏絵を…。 それを踏絵に例えられたというそこが よかったですね。 「あらこんなとこに タンポポだ」と。 黄色いタンポポが咲いてたんですよね。