先手番となりました 中村太地七段です。 東京都府中市出身故米長邦雄 永世棋聖門下。 対局者の印象から お伺いしますがまずは先手番中村七段は いかがでしょうか。 まずは先手番となりました中村七段から ご覧下さい。 中村七段は 将棋もそうですし 人間的にもとても信頼できる 後輩ですので環境が違うんですよね。 お互い 居飛車党の正統派で最新の序盤戦術にも精通してますので最初の指し手争いというのが注目ですし終盤も お二人ともすごく切れ味が鋭いので最後まで目が離せない対局になるんじゃないかというふうに思います。
９五歩だと欲張った感じだったんですけどえ～ ４八金と…立って バランスを重視したという感じですね。 ただこれは９四歩と またこれでね受けられる可能性もありますのでま どちらかというとこう相手との対話を重視した感じというかそういう手ですかね。 ここ非常に大きな端歩ですので先手のポイントだと思います。 中村七段この辺はもう研究済みというところでしょうね。 ７九玉だとひょっとしたら６五銀と出てくるかもしれないのでその手を警戒して一手間合いを計ったんですね。 まだ実戦例ある形ですので研究手順だと思うんですけど。
これ でも取れないと谷川九段もちょっと指し方が難しいそういうところですね。 谷川九段 ３回目の考慮時間に入りました。 先手は６四角成から９七馬という退路も持っていたのでここで突き捨てを入れると馬が将来的に狭くなるというそういう狙いだと思いますけども。 ８一飛車と回って６四角成に６三金と出れば一応 角は取れそうですかね。 中村七段 １回目の考慮時間に入りました。 はい 谷川九段 残り５分となりました。
先手２三歩成。 ４筋… まあ ４三歩と４五歩はとりあえず見えますけどちょっと その比較は 読み進めないと中村七段 ５回目の考慮時間に入りました。 なくなってしまうんで取るしかないと思うんですけどちょっと飛車と金の関係が嫌な位置になりましたしちょっと私は先手をもって自信がないんですけど。 先手 ２八同じく飛車。 王手飛車のラインに入ってるんでちょっとそういう筋に入ると嫌ですよね。 次 １三歩成と成っていって結構 端から攻撃が利くんですけど後手も７六歩の取り込みがありますので完全に攻め合いの様相ですねこれは。
後手１二歩。 後手８一飛車。 後手５五銀。 何か いい時間配分という感じでここで３分残ってるのは非常に心強いですしかなり読める場面だと思いますね ここは。 後手３九角。 後手７七金。 中村七段７回目の考慮時間に入りました。 はい ここで 考慮時間使われました。 この時に まあ手番が来るんでこう 角金金と持って後手陣にうまい詰めろがかかるかどうか。 う～んそうですね２五桂とか２八飛車とかそういう手はどれぐらいきついかですよね。 後手７八銀成。