日曜美術館「蔵出し!西洋絵画傑作15選(1)」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

日本では まだ縄文時代以前です。 最初に このラスコーの空間に入った時にまるで地上と全く違う別世界に連れてかれたような気がしたんですね。 17年前の番組でその技法を研究する考古学者に実験を見せてもらいました。 ある考古学者は 描かれているのが大型動物だけであることに注目しました。 当時は 人間は動物の海に埋もれていました。 人間にとって動物は 偉大な存在でした。 この世界を支配していたのは動物の方だったのです。 気候変動により マンモスやトナカイは北方へ移動していきました。

傑作選 2つ目はポンペイの壁画 ディオニュソスの秘儀。 壁画は 当時のポンペイで流行した酒の神 ディオニュソスをまつる秘密の宗教儀式を描いたもの。 余裕が出てきた上流階級の人たちあるいは 経済的余裕のある人たちはある意味で自分たちだけの文化を持ちたがって他の人たちと区別差別をしていこうとする。 そういう中でディオニュソスをまつる秘密の宗教をつくり上げていくわけですね。 空想上の動物 一角獣と宝石など豪華な装飾品で着飾った貴婦人。

こう 閉じられた空間の中でそういう ある種の享楽を通じて忘我の境地に達していた人たちが火山の噴火によって その火山灰によって一瞬にしてただ そこにあると。 ルネサンス発祥の地 フィレンツェ。 その中で ボッティチェリは中世では描かれることのなかった裸の女神を表現しようと挑みます。 ボッティチェリが探求した理想の美の姿です。