第68回 NHK杯テレビ囲碁トーナメント 1回戦第12局 佐田四段×小山四段

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この番組のまとめ

「第68回NHK杯テレビ囲碁トーナメント」です。 今日は1回戦 第12局 Aブロックから佐田篤史四段 対 小山空也四段の一戦です。 黒番の小山空也四段です。 小山竜吾七段門下。 NHK杯戦は初出場です。 NHK杯戦は3年連続 3回目の出場です。 今回 小山四段はNHK杯初出場ということですが…。 控え室での小山四段の雰囲気いかがでしたか?何か緊張されてたりとか…。 僕も去年初出場だったんですけどそんなに緊張することなくて。 このNHKのスタジオまでちゃんと たどりつけるように。

佐田四段は昨年天元戦の挑戦者決定戦まで進出しましてあと1勝したら挑戦者というところまできましたよね。 白16の十六 ツケ。 この時に白は三々に隅にハネていく手が有力です。 一見すると黒の方が石数多くて白 無理そうに見えるんですけど逆に考えて石数が少ないんだから多少 悪くなっても部分的にですね…当たり前なんですよ。 白15の十六 ノビ。 この対局者お二人とは同世代だと思いますがふだんはどんな方なんですか?そうですね。 黒18の十六。

そうなると 今度 白は下辺も ちょっと白っぽくすることができるということで隅は多少あげても大丈夫っていう感じです。 あの3目の方 逃げると相手の石をアタリにすることができるので。 ちょっと一瞬 怖いんですけどこれも大丈夫なんですよね。 この…今 3目と1目 アタリですが3目を逃げると 相手の2子をアタリにすることができるので。 そうすると 白の二線の…さっき二段バネした手が変なところにありますよね。 下辺の二線にある白が ちょっと無駄な石になってしまうと。 取る前に 一回二線に出ていくんですね。

小山空也四段1回目の考慮時間に入りました。 佐田四段2回目の考慮時間に入りました。 この辺り お互いに黒としては非常手段なんですがこうやってここに一回 仕掛けてからマガっていきました。 次に四線のアタリを決めるとちょっと ポン抜きの迫力が和らぐというか…。 さっきみたいにツケていくと上からハネ出して切りに三線アタリにして出ていくっていう手が出てるので。 小山四段3回目の考慮時間に入りました。

右下は一手では取れないので白としてもここはハネ出していきたいところです。 ちょっと佐田四段頭を抱えるようなしぐさをしていますが…。 結構今日セットしてるみたいなので。 白19の十四 サガリ。 えっと…さっき白にアタリされた石をサガるようだと連打の迫力が ちょっと弱くなってるんです。 白 一線サガリとなので白はコウを解消したくないです。 小山四段6回目の考慮時間に入りました。 これは白は右下を取ってて何か黒が上辺に打ち込んで戦いを仕掛けたいですが…。

佐田四段3回目の考慮時間に入りました。 今のところ孫七段は上辺ハサまれた白1子ちょっと不安に思う方もいらっしゃると思うんですがこれ 仮に取られてもむしろ取られると…隅 ちょっと動いていく手が戦いを仕掛けないといけない形勢だと判断してると思います。 何か この手で…例えば 上辺四線にカケたりとかこのハネは隅を手にしようという…。 佐田四段4回目の考慮時間に入りました。 そしたらコウを取られるので逆に ここで ぴったりしたコウ立てがなかったらもう ここは多少頑張るっていうことで解消する手があるかもしれません。

直接いってもうまくいかないので相手の ほかの石にモタれかかって何か受けてくれたらそこら辺が強くなるのでそうすると今度 取りにいくことができるっていうことです。 白17の三 コスミツケ。 これは また微妙なタイミングです。 「微妙なタイミング」…。 ここで 考慮時間ですね。 小山四段7回目の考慮時間に入りました。 ただ結構 ここポンポンポンと抜けるのはヨセとしても結構 大きなところなのでここまで決まるかどうかは微妙なところです。