第70回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 1回戦第11局 郷田九段×青嶋六段

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この番組のまとめ

そして 今日の対局は郷田真隆九段 対 青嶋未来六段の一戦です。 今期予選で 藤倉勇樹五段日浦市郎八段 佐藤慎一五段に勝ち本戦出場を決めました。 まずは 先手番となりました郷田九段からご覧下さい。 そうですね郷田九段のキャリアを持ってしてもやはり このNHK杯戦は気合いが入るというのを 何か こううまく こう なだめるような感じでいい対局を指したいという気持ちも強く感じられましたね。 そうですね郷田九段は 居飛車党の本格派で王道を行く指し手が特徴で終盤も 切れ味が鋭い印象です。 先手郷田九段2六歩。

細かいところまで定跡化されている将棋なんですか?う~ん まあ 今の現代の将棋ですとあんまり 絶対数が多くはないのでやや ちょっと 何ていいますかね下火とまでいかないですけど限られた棋士が指す戦法といったところでその数少ない棋士が 今青嶋六段かなというところですね。 そうですね もちろん 郷田九段は上位棋士ですし青嶋六段は これから だんだんとクラスというか段位も上がってきて郷田九段のコメントもありましたけれども少しずつ対戦が増えてくるのかなといったところですね。

郷田九段は 本当に このNHK杯戦優勝1回 準優勝も2回と数々の実績がありますけれども。 郷田九段 1回目の考慮時間に入りました。 4四桂を打ってしまえばある程度はしばらく先手の指す手は比較的悩まなくていいっていう早指し戦ならではのメリットはありますね。 青嶋六段残り5分です。 まあ明らかに想定内だったことがうかがえますがこのタイミングの4四桂は想定してなかったかもしれないですね。

ここで 考慮時間を使われますね。 この局面で続けて考慮時間を使っていきますね。 まあ ただかといって例えば5二と同銀 同桂成同金は 一応銀桂交換にはなるんですけど10秒。 郷田九段 5回目の考慮時間に入りました。 さあ 考慮時間を使いましたね。 何か やっぱりと金とかも取られちゃいますし5二と同銀 同桂成同金ではちょっと 何かあんまり満足いく感じの攻め方ではないですね。 ここで 1回目の考慮時間を使いました。

あるいはですね4三金6二飛車5三金ぐらいな感じで。 青嶋六段 2回目の考慮時間に入りました。 後手 6二飛車。 はいこれはですね多分4三金6二飛車5三金の筋をあらかじめ避けたのだと思います。 これ あと飛車逃げるとですね同竜 同金と交換したあとにですねこの5四の香車を取られてしまうんですね。 まあ6二飛車回るのは自然な手かなと思いますね。 郷田九段も恐らくそれが読み筋で6二飛車に対して すぐに4五馬と引いてましたかね。

まあ 仮にこっちを取ったらですねこの瞬間に多分青嶋六段が攻めていくことになって…。 一例ですけど6八成香同金で桂馬2枚持ってるので5六桂といった感じで。 青嶋六段5回目の考慮時間に入りました。 先手4六香車。 まあ先手の方は確実に攻めをつなげていく方針にどこから反撃をしていくのが考えられますか。 先手も馬付きの穴熊なので。 青嶋六段 6回目の考慮時間に入りました。 さあ 考慮時間が 残り4分で並びましたね。 急に先手玉が見える形になりました。

攻めは やっぱりそうですね5二成香と入って6三飛車浮いて6二歩とか。 ただ だんだん攻めの拠点がなくなってきて防戦一方になってしまうと確かにちょっとだんだん後手が苦しくなってくるような気がします。 もちろん後手玉を一気に攻めるのは大変かもしれないですけど例えば7五金とか。 はい 多分6二歩成が厳しいので6一歩と受けることになりそうですがだんだんと先手の方がやっぱり堅さが目立ってくるのと最後の最後に9六歩と突いて桂馬を取りに行く手が間に合ってきそうで。 先手 6二歩成。 6一歩に6二歩成と。

郷田九段 8回目の考慮時間に入りました。 ここで 考慮時間を使いますね。 少しずつ先手玉も怖い形になってきましたね。 あと場合によっては6七飛車成同馬5三飛車成とする手も視野に入れてると思います。 郷田九段 9回目の考慮時間に入りました。 まあ 一方の先手陣は相変わらず手付かずなのでまあなんとかして攻める手段を探したいところですね。 どうでしょう同銀の局面先手から…。 あまり一段目に2一飛車とか打っても5一歩で止まりますし。 郷田九段 最後の考慮時間に入りました。

部分的には攻めの手筋で同歩は6三歩の空間ができて同馬ですと8筋が弱くなって同竜はすぐにはどうか分かんないですけどかなり飛車の横利きからの攻めが厳しくなりそうなので20秒。 これ8四歩とか8四歩 同歩8三歩とかしとかないとほっといて次 7四歩って突かれてしまうとあの桂馬をタダで取られてしまう可能性があったので8四歩を利かしてということですね。 一応 これ先手も銀を取る一手ではなくてひょっとしたら8四香同銀 8三歩とかもありえるはありえるんですが まあ普通に同桂不成で。

後手7四桂馬。 後手 8六歩。 いきなり8三桂 同香同歩成とした手が詰めろにもなってるかもしれないですしね。 後手7四桂馬。 まあ8三桂 同香同歩成の瞬間はもう手抜いて8六桂で勝負と。 すぐに8三桂と打って同香同歩成8六桂とさせて8七香打とかそういう手段もあったと思うんですけども。 3 4 5 6後手8六歩。