対局者の印象から お伺いしますがまずは 先手番の阿久津八段の印象はいかがでしょうか。 では 後手番の斎藤四段は 宮田八段のお弟子さんということですけれどもどんなお方ですか。 まずは 先手番となりました阿久津八段から ご覧下さい。 続きまして 後手番となりました斎藤四段のお話です。 阿久津八段の印象は いかがですか。 はい 阿久津八段はいつも きれいな将棋を指されていて終盤に… 終盤の鋭さに定評があるという印象があります。 後手斎藤四段8四歩。
角換わりの将棋になるのかなと思ったんですけども。 ただ 後手番ですのでね斎藤四段もそうは…。 後手番の角換わりの対策ができてなかったなんてことはないとは思いますけどもね。 まあ斎藤四段がこの形を選んだということになるんですね。 後手番の方はあまり見ない形ですけどもね。 その将棋は 角換わりの将棋でまた 本局とは違った将棋になりましたね。 結構 お弟子さんの将棋はふだんから ご覧になられるんですか?まあ見ますけども。 でも 今兄弟子という言葉で…。
阿久津八段のインタビューで攻めが好きな感じという印象があるということでしたけどもそういう印象ですか?まあ 攻め…その時はそういうふうに思ったかもしれないですけどもふだんはそこまでとは思ってないんですよね。 ただ今の将棋はこういった相掛かり系とか居飛車同士の戦いってのは攻めないといけないですからね。 6六銀ぐらいだと飛車先を交換されてるぐらいもつらいですからね。 まあ飛車先交換か7五歩か20秒。 阿久津八段残り1分です。 はい まあ 阿久津八段とも昔から 知っているんでしょうか。
後手7六飛車。 飛車取りに構わず。 同じく銀に 3六飛車という展開だと思うんですけどもこれで…。 はい 同銀に3六飛車と。 これで3九飛車成が王手飛車取りになるということなんですね次の。 飛車取りをこう 受けておく手というのもこれでまた こう先手は3九飛車成を受けなくてはいけないということですね。 王手飛車ではないんですね。 飛車に…2八飛車にはひもが付いてるんですね。 後手3九飛車成。 はい 飛車先を突いて。 5五銀打ちで角取り飛車取り両方ですからね。
阿久津八段 6回目の考慮時間に入りました。 うん?困ってんですかね阿久津八段の方。 うん?後手5五銀打。 後手4六銀。 先手で飛び出せますけども。 先手1七角。 次に2四飛車と。 斎藤四段2回目の考慮時間に入りました。 はい ということで 斎藤四段残り8分となりました。 まあ ここまで速く斎藤四段の方は 指されていましたのではい?1七角は 予想外だったんでしょうか。 後手3五角。 阿久津八段 8回目の考慮時間に入りました。 先手 6九同じく玉。 先手としては こうちょっとまとめづらい形になってますか。
阿久津八段 8回目の…失礼しました。 阿久津八段9回目の考慮時間に入りました。 はい 同金 同角成で。 で 5二桂成からそれなら 後手 勝ちそうですけどもね。 受けるのもなかなか難しいですか?先手玉は。 同金 同角成ですね。 飛車金銀でも1七角も5三に利いてますけども詰みってわけにはいかないですね。 というところで5二桂成と先に金を取りましたね。 はい で5二桂成と金を取りました。 6二桂馬と。 後手6二桂馬。 後手 5七同じく角成。 先手5八金。 後手4九飛車。 後手4七銀。 先手6七玉。
それでは 初手から 感想戦をよろしくお願い致します。 メリットがあるんで まあ 後手も雁木で来る可能性もそこそこ高い形ですよね。 いや なかったですけど まあ阿久津先生は指されてたので可能性はあるかと思ってました。 基本的に飛車いますから6六突いてもらったら…。 まあ先手からも仕掛けづらいのでちょっと間合いはかる将棋になるかなと。 あんまり 手の損得関係ない将棋のような気がしたんでこういう順で指した方が良かったかもしれないですね。
何か いや ね 桂馬跳べてるから桂で取りたいですよね。 これ研究範囲?一応 この形だったら 研究してました。 飛車狭いし。 いや う~ん飛車回るか。 飛車 飛車飛車とか。 考慮時間も使わないで来られたらちょっと やっちゃった感じしますよね。 まあ 飛車逃げても切って角とか…。 いや 角… まあ そうですね 桂馬跳ねて攻めに厚みが加わってきて。 ちょっと 飛車が全部お荷物になっちゃってう~んほぐせないか…。
まあ 後々 何か2五に桂馬を跳ぶ形も 一応あるからギリギリまで突き捨てたくはなかったんですけどちょっと代案もないしな。 いや 突いて 銀出ても将棋終わりましたね。 しかし 向こうも そんなに気軽に指してて大丈夫かな…。 飛車成って歩成って う~ん。 いや だから そう突いて 角だと…桂馬跳ぶとか…。 全然 見えてなかった?やられると思ったけど上がると5五銀打ちがぴったりなんで。 一回 桂馬…。 結構 大変なのかと思ったらやっぱり5四銀がそっかぴったりだったという。 向こうが 桂馬もあちこち跳べるし。