NHK俳句 題「水引の花」

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この番組のまとめ

基本的に 私は実際にものを見て作るというそういう句風ですのでふだんから そういう心がけていたことでこの水引を見まして今日 小澤さんに取り上げて頂いてとても光栄です。 初めて 俳句というものを知ったんですけれどもその時 教科書に載っていたのが高浜虚子の「流れ行く大根の葉の早さかな」とか飯田蛇笏の「芋の露連山影を正しうす」。 一番印象的な場所は どちらでした?やはり 山刀伐峠でしょうかね。 鳴子峡を越えて 山刀伐峠を…峠越えですね 山の。

水引から 猫のひげへの映像の移り変わりっていうのがとても面白いなと思いますね。 土偶の耳飾りって どんな…?連想したってことですか?華やぎを求めている…縄文人も装飾品を求めているっていう世界と水引の花っていうのはどっか関係してるんじゃないでしょうか。 そうやって 何か悲しみを秘めた気持ちと楚々と咲いた水引の花というものが程よく取り合わされているなと思って水引の花が この主人公の潜めた悲しみを引き出しているといいますかねそういう感じがしました。 「水引草臨月の子の来てをりし」。

それでは 最後に小澤さんのリクエストを受けて村上さんの芝 不器男の鑑賞文を私 読ませて頂きます。 若い作者だったので その年齢なりの精神性があるといいますかねなので 今日 小澤さんが 私に古格後期印象派という名前を与えて下さいましたけれどもまさに 芝 不器男もそういう感じではないかなと思いますね。