日本の話芸 三遊亭歌司 落語「お化長屋」

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この番組のまとめ

「ちょっと遊びに行きたいんですけど師匠いかがでしょうか?」ったら志ん朝師匠 「あ~ 歌司じゃあ 俺がつきあってやるから」つって。 私は そのまま朝 午前中の一席がありましてで 帰ったんでございますけど1時過ぎに志ん朝師匠が楽屋にいらした時に「あいつ 休んでんだろ? えっ 何!?あいつ 務めて帰った?」つっていないんじゃないかと思います。 出身が青梅でございますんで一生懸命やりなさい」ってこう言われましてそれから ず~っと歌司でございます。 「おっと 杢兵衛さん!杢兵衛さん ちょっと聞いとくれよ」。

結構な貸家の札がある…お話で来たんでございます。 前で あそこで… 全部ついてますから何も 大丈夫ですから。 店賃だけでも払わしてもらいたいなんていう話ありましたんですがねだけどね 私はせんの亭主でもって懲りておりますからってそのきれいな 色白のいい女が薄いものをかけてスヤスヤ寝ているところでムラムラッとしたんでしょうね。 ですから 越してきた方がですね最初 1日2日は何ともないが3日4日するうちに雨がシトシト シトシト降る晩なんぞがありますな」。

「いやいや そこまで行かなくても大丈夫です。 あそこに壊れた垣根があってヤツデが植わってるうち俺は親方んとこに居候してんじゃねえか。 でもってな 井戸端でもって赤いもの チラチラさせてそれでもって 米なんか とごうってんだ。 「杢兵衛は 私ですが」。 あの ほら 何だ…雨にあたった… 瓦煎餅みたいな顔して…そうそう そいつから聞いてきたんだ。 「ない? ないの?おお じゃあ 店賃が高えんだ?」。 「店賃ですね。 店賃は お前さんが払いたいなと思えば 払えばいいしね。

一生懸命…。 その方が… 花嵐時分でした。 荷物を置いて おかみさんの脇へ座って胸元から手をすうっと入れ…」。 「えっ! 胸元から手を入れたの?ウフフフ… それで…」。 でねおかみさんは ひょっと気が付くと6尺豊かもあろうという男のしかかってくるから逃げると おかみさんたぶさをつかんで引き戻し左から抱えるとこれが肩越しに グサッとこれが ちょうど左の脇の…グワ~ッと倒れてバタッと そのまま死んでしまいました」。 「あっ ここにあった財布持ってっちゃったよ おい。

「おいおい おい 野郎… こっち来い…。 みんなで飲みに行くのによ野郎が片づいてたら誘ってよ。 隣に引っ越してきた…ええ ええ… ああ 湯に行った?野郎 湯に行ったってよ」。 「ふ~ん 生意気だ」。 「生意気じゃねえ 別に。 「えっ? 野郎 知ってるの?」。 「野郎 知ってるって。 野郎から聞いたんだ」。 「だからよ野郎の言うとおり やってみよう じゃあ」。 それだけじゃ面白くないよ 野郎は。 ゲンノウあったな 一番でかいやつ。