日本の話芸 林家正雀 落語「紙屑屋」

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この番組のまとめ

♪~いろいろ音曲が中に入るんでございますが私 ひとつ考えたのが声色を入れようかなと思って中村歌右衛門さん それと あの~役者同士の声色だと面白くないなと思ってうちの師匠をそこに絡ませたらどうかなと思って歌右衛門さんとうちの師匠の掛け合いを入れたんですがえ~ 正雀でございます。 勘当にすると 親子の縁が切れますからまあ あとは 一切関係がないというので若旦那 勘当になるってえとどこに行こうかという考え…。 あの若旦那のお父っつぁんには随分 俺がね 面倒見てもらってるんだ。

『薬のご用命はございませんか?薬は いかがでございます?』って年増は言いますよ。 『お嬢さん 一体 どこが悪いんですか?』ってえと 年増は言うんだ。 …って この年増がね 台所へ行ってねお膳を つっと持ってくるんだ。 お嬢さん 恥ずかしそうに徳利を持って『あの~ 薬屋さんおひとつ いかがでございます?まあ 私のお酌じゃ うまかないでしょうがどうぞ』って言われたんで『じゃあ まあ 頂きます』ってこう 杯を出す。

まあ あなたにね奉公に行ってもらいたいというのはね実は あの 奉公先は決めたんですよ」。 若旦那がねこれで まあ 辛抱して働いてるってえとあなたのお父っつぁんの耳に入るんだ。 じゃあ これ 手紙持って今日から奉公お願いします」。 あと そのダイヤモンドって気に入ったんですよ。 ♪「からかさの 骨は ばらばら紙ゃ破れても」♪「スチャラカスチャラカ スチャラカチャチ~リシャン チ〜リシャン」「あっ どうも お久しぶりですね。

これはね 線香紙。 ♪「白紙は白紙 カラスはカラス線香紙は線香紙 陳皮は陳皮 毛は毛」「…と これでいいんですよ」。 紙屑屋ってんだからねえ。 たばこの空き箱 線香紙は線香紙。 紙屑屋って 名前が色っぽくないね。 紙屑屋 紙屑屋…。 おんなじ紙屑屋でもねお芝居の方でやるってえとつ~っと こうね舞台のね 緞帳が こう 上がるんだよ。 『待ってました! 紙屑屋!』。 ♪「白紙は白紙 カラスはカラス線香紙は線香…」「出てきました! 待ってました!珊瑚の五分玉。

♪「白紙は白紙 カラスはカラス」出てきました!待ってました ダイヤモンド!アハハ これが欲しかったんだよ。 ダイヤモンド…ドアの取っ手。 おつなのが載ってるかな?これは何だ何だ? 何何?『今日のお客様とかけて』。 「出てきました!ハモニカ。 待ってました!これね 吹きたかったんだ ハモニカ。 ハモニカ… 入れ歯だ。 どんなお芝居が載ってるんだ?これは何だ?『仮名手本忠臣蔵』。 こっちは何だ? 『籠釣瓶花街酔醒』。 え~ 役者は誰だ?え~ 八ツ橋 中村歌右衛門。