日曜美術館「“楽園”を求めて~モネとマティス 知られざる横顔〜」

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この番組のまとめ

二人は共に 自らの好みを反映した理想の空間をつくりあげマティスは 南仏のアトリエを異国情緒豊かな調度品で飾りたてます。 産業革命を経て 技術革新が進み人々の生活や価値観が大きく変わりつつありました。 「印象派」と呼ばれるグループの中心的な存在として知られています。 手前の島を散歩するのはブルジョワジーと呼ばれる資本家階級の人々。 当時のパリでは 貴族たちに代わりブルジョワジーが時代の担い手になっていました。 アルジャントゥイユ更にセーヌ川を下った ヴェトゥイユ。

大都会パリとは異なる静かな環境でマティスもモネと同じように理想の空間をつくりあげていきます。 特に マティスが好んだのは中東やアフリカなどのエキゾチックなテキスタイルでした。 マティスがそういったテキスタイルをたくさん用いて何をしようとしてたかっていうと一つは エキゾチックな…もう一つ重要なこととしては空間表現そのものに直結するんですけれども…どこまで奥行きがあるのか分からないようなそういう その現実よりもすごく深くて 広い空間というものをつくり出そうとしたと考えられています。

こういうものもですねマティス自身がまあ自分で買い求めていたって話もありますしそれから この写真だけでですね一体何枚の装飾的な布がですね登場する…二人が 「楽園」を創りあげた背景には何があったのでしょうか。 マティスの友人だった詩人 アポリネールもその一人でした。 作品にも描き込まれた繊細な刺繍からはマティスの模様へのこだわりがうかがえます。 やがて マティスに試練が訪れます。 マティスは 亡くなるまで制作の拠点を南仏に置き続けました。