「第68回NHK杯テレビ囲碁トーナメント」です。 そして解説は 安斎伸彰七段です。 今日の一局ですが いかがですか?同年代同士で同じ関西同士ということで意識し合ってるだろう2人がきっと熱戦を見せてくれると思います。 今日は2回戦 第4局 Aブロックからよろしくお願いします。 角 慎介六段門下。 関西棋院所属。 1回戦で 小山空也四段を破り2回戦出場です。 まあ小ゲイマガカリに対してケイマに受けたことでどちらかといえば…。 フクラミを決めてちょっと様子見ですか。 フクラミですね。
あっコスミツケですか。 黒13の三 コスミツケ。 コスミツケられたところをノビてもらって…隅を攻めていこうという打ち方です。 コスミツケでちょっと局面を忙しくさせてと。 佐田篤史四段1回目の考慮時間に入りました。 開始早々使われましたね。 今コスミツケられたところで普通に…一番 普通な手はノビだと思います。 最強に戦えるかどうかを 今考慮時間を使って考えているという…。 佐田四段2回目の考慮時間に入りました。 黒はハネられた石の右側にハウかケイマするかですけどハイが普通ですか。
ただ これに対してハネていく手ですとかノビていく手などで結構窮屈な格好にはなってますのでこの先を悩んでると思います。 これは黒 大丈夫…。 黒は大丈夫なんですけど隅の白が先手で生きるような形になる可能性があります。 あの四線のツナギ自体は地になるわけでは…。 上辺にツケたっていうのは 上辺は固めてもいい場所だと見てるんです。 上辺に何か狙いがある場合は左辺にツケるんですけど。 ツケは最近一番多い手です。
黒は…ツナぐと思いますがその時はちょっと白に選択肢が少しあります。 ケイマにカケていくような余八段 2回目の考慮時間に入りました。 そして ここで考慮時間です。 手としては 例えばコスミですとか二間もしくは…場合によっては一間に打つような手もあります。 コスミですと二間にヒラくのに比べると黒自身はバランス…何て言うんですか安定はまだないでしょうか。 ちょっと不安定だった白石が安定してくるのでちょっと打ちにくいかもしれないです。 そして引き続き考慮時間です。 余八段4回目の考慮時間に入りました。
四線の切りは完全になくなりましたので白は右辺の二線ハネるような手ならば普通でしょうか。 佐田四段4回目の考慮時間に入りました。 白としてはこのサガリがかなり有力な狙いなんですがそれを決行…すぐしていいのかもしくは少しまあ この辺りが普通ですか。 余八段 5回目の考慮時間に…。 ここで余八段が考慮時間を使いました。 いや すごい…何だか佐田四段がすごい あちこち仕掛けて…。 余八段としては すごい…何ていうんでしょう。 佐田四段 5回目の今 7の三とかに切っていきますと…。
右上方面の黒石に対する白16の十三。 黒に二線にハネられますと右下の白石はかなり取られに近い格好ですので黒地は結構増えました。 これは右上方面の黒石は場合によっては取られても構わないというような打ち方です。 確かに今右上隅の黒一団が取られても黒が打てそうな気がします。 佐田四段 6回目のちょっと佐田四段頭をかいてます。 右上方面は取れるんですけどちょっと大きく見えます。 余八段 7回目の考慮時間に入りました。 特に右辺側の4目ですか右辺側の4目は取られると右上隅の黒石も生きてしまいますので。
佐田四段7回目の考慮時間に入りました。 考慮時間を使いました。 ハネたところで…出る手が一番普通なんですけど。 どこかに守らなくてはいけないんですが安斎七段自身はすごい 攻めこうやって取りにいって取れそうな時とかは結構面白いですからやってみたくはなります。 白の方が ちょっと選択肢があって悩む局面なんですね。 今もサガリですとかカケツギですとかいくつか選択肢がありますので。 サガったことで下辺の星に傷ができましたので黒も二線にオサエ込んでいけるかどうかっていうのがちょっと考えどころです。
余八段最後の考慮時間に入りました。 そうですね選択肢は…こちらに受けるかアタリをするか。 こうやって マクってワタっていくような選択肢…与えちゃってる意味もあります。 これは そうですねノビたことによってちょっと白の大石の手数がのびてる可能性が…のびてる意味がありまして。 黒石と攻め合いになった時に働く可能性があります。 佐田四段8回目の考慮時間に入りました。 佐田四段9回目の考慮時間に入りました。 もう 佐田四段も残り少ないですね。 一応 選択肢としては…。
取ってもピタピタシメツケられると黒としても自信が持てない。 このタイミングで 白はアテコミですね。 普通は出る形なんですが一応ハサミツケが見えてまして…。 これでもハサミツケはありそうです。 その一路左にフクラむ方が外に対しては働いてるんですがちょっと… 攻め合いになった時に手数が攻め合い第一で。 ツナぎますと下辺側の黒の手数が結構長くなってますし。 右上隅を取る中央側に手を入れて大丈夫だったら今のツギも不思議な手ですけど今のカケに受けなくて…いけないと黒から打てば生きる形なんで。
一応 白としては黒は一間中央にトンでいるところの間にワリ込みを打つという狙いがありますので。 その時にカケツギのような場所にあるんです今打った石は。 中央をノゾキを決めにいったということでしょうか。 ただ中央の白石のダメがツマりそうなので最後 守りが必要になりそうです。 その手自体結構大きい手なんでしかたないです。 中央の白石も かなり…。 確かに白 結構薄くなってきましたね。 中央を白石 ぼろぼろ取られてしまうのも つらいんで何とか助け出したいんですけど。