17世紀のロンドンでのペスト大流行についてデフォーが 独自の視点で書いた名著なんですね。 「ペストの記憶」の翻訳者であり東京大学准教授の武田将明さんです。 英文学を専門とする武田将明さんは3年前に「ペストの記憶」を翻訳し 発表。 ロンドンで ペストが大流行する中架空の語り手 H・Fが人間の行動や心理について記録した作品です。 書かれているのはロンドンでの ペストが流行した頃の大体 60年前のことを書いて 出版したということになるんですよね。 ロンドンもペストに襲われるかもしれないという危機感を抱きます。
フランスで発生した ペストがロンドン市内を襲い始めると人々は不安に陥りました。 かつて ヨーロッパの総人口の3分の1にあたる 3,000万人を恐ろしい病魔がロンドン中心部にも広がると街には偽医者や 怪しい薬売りも現れます。 例えば ペストがロンドンに来た時の様子は日誌というか日記みたいな感じで書かれてる。
ここに挙がっている薬というのは山師というか 香具師というかそういう人たちが 庶民をねだますために出した広告ですけれども現代は 行政のねその かなり偉いような人たちもこういうことを やりかねないという17世紀のロンドンの人が聞いても少し驚くようなことが起きている。 それは すぐにグッドアイデアは出ないものの人間って そうやってパニックになるものだから買い占めをやめましょうという映像に空っぽになってるトイレットペーパーの棚を映すのは絶対違うんだと思うんですよ。