第68回 NHK杯テレビ囲碁トーナメント 2回戦第6局 芝野名人×瀬戸八段

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この番組のまとめ

今日の一局 いかがですか?囲碁界の若きプリンスと関西の本格派の楽しみな一戦です。 今日は2回戦 第6局 Bブロックから芝野虎丸名人 対 瀬戸大樹八段の一戦です。 お二人の対戦成績ですが芝野名人から見て2勝0敗となっております。 私は 芝野名人に…まだ1回しか教えてもらってないです。 黒番の芝野虎丸名人です。 日本棋院東京本院所属。 今日の対局の見どころは改めましてどの辺りになりますか?そうですね 瀬戸さんも私から見れば関西のプリンスだったんですけれども。

僕は下辺を攻めたくなっちゃうタイプですけれども芝野名人はもっと柔軟に考えてるようです。 そして今 ダイレクト三々。 ちょっと下辺の2目も…ケイマの形結構しっかりしてるんで。 ある意味様子見みたいな意味合いがあると。 芝野さんはツケると難解な形になるんですけれども非常に…芝野名人はそれ得意としてます。 黒3の五ブツカリ。 このブツカリは比較的 穏やかな…。 これは三々入ったところから予想されていた…両ガカリされたあとの対応とか。

瀬戸さんは もうオールラウンドプレーヤーですから。 AI 結構肩ツキがお好きな…。 ただ その線の今の肩ツキの黒石と右上の黒の一団とを切っていけば全然つらくないんですけれども。 ワリツゲば常識的ですけれども。 ここで黒が右辺にハサんでいくとやっぱり肩ツイた2手ずつが…やっぱり黒にとって多少 戦いの応援になってると思いますんで。 芝野虎丸名人1回目の考慮時間に入りました。 ここで考慮時間ですね。 お茶を飲むための考慮時間…。 芝野名人は手が見えるのが早いんです。 瀬戸大樹八段 1回目の考慮時間に入りました。

王九段が「今はないだろう」と言った瞬間に…。 ただ これは怖い手でやっぱり ですから芝野さんは…読みがなければ打てない手ですよね。 相当読んでいらっしゃるはずですけれども。 これ もしも白 上辺3つ取れたりしたら黒 大成功…。 瀬戸八段 2回目の考慮時間に…。 さすがに考慮時間です。 瀬戸八段 3回目の考慮時間に入りました。 黒も これ以上頑張れないと思うんですよね。 考慮時間をまた使われました。 ということでここで更に考慮時間…。

サガって今は…アタリを打たれてシチョウですけれども黒がシチョウに取りにきた瞬間白がアタリで打てますんで。 瀬戸八段4回目の考慮時間に入りました。 今度は シチョウじゃなくなってるんですね。 実戦は二段ですか。 シチョウがよくなってしまうんですね。 白8の四 カケツギ。 6回目の考慮時間に入りました。 この…実戦のワカレで先は長いんですけれども…。 一応黒としては…この結果ぐらいなら黒としてはもう想定内ですので一応黒のペースでは進んでいるんですけれども。 このカケツギも大事なところですか。

結構 隅オサえることが多い印象でしたがこの場合は左辺が大事ということで左辺 出てきた…。 何か左辺が一番広そうですから。 一応 成立しちゃったんでこうなるんなら黒を持って打ってみたいですけれども。 ここで 一応このハネアテを打てたんで一応 白も地としては ちょっと…。 芝野名人 2回目の考慮時間に入りました。 なので今ここ 考慮時間を使われたんですね。 黒17の十三 コスミツケ。 ツメてでコスミツケられたんです。 すかさずコスミツケですね。

でも なかなかそこにコスミツケる手は今まで打たなかったんですけど。 コスミツケを打ったから今度は目いっぱい…。 白5の十七コスミツケ。 コスミツケたら もう次ハネちゃうという…。 もう右辺に一間ツメて こちらも手厚く…。 ですから一生懸命自分の陣地を広げようとしてないわけですから。 もう上辺は右辺さえ攻められなければという判断ですけど落ち着いてますよね。 次 黒に右下もう一手 打たれると地が完成してしまうんですか?25秒。 それか星合さんの言ったように右下を完成させるか。

カケツギはちょっとノビ出しも心配なんですよね。 まあ… こうとして次コスミツケられてはいけないですから。 芝野名人 5回目の…。 考慮時間に入りました。 白18の十一 オサエ。 このハネ一本だけでも隅に対してはそこは実は微妙なんです。 プラスになってるようですけれども進んでいったらマイナスだったりすることは実はよくあるんですよね。 切りたいところだったんですけどいや でも…そんなに全部考えたとおりになりますかね。 この切りは簡単にカカえて オサエ込めばいいんですけれどもそれ取ってほしいんですよね。

これ ちょっと…左上の黒にプレッシャーが かかりますか?一応 隅 切ってみますよね。 瀬戸八段9回目の考慮時間に入りました。 攻め合いになりますがこれは白 大丈夫なんですか。 尻尾は落ちますけれども大丈夫ですよね。 ただ ここノゾキが…黒がどっかでこれ一本もう ちょっと打ち損なったかもしれないんですけれども。 これ 上辺…一本切られたらもうコウなくなりますんで ここで…ここで切られるのは僕だったら心配で打てないです。 白は今 打った手ですがもう これ以上は踏み込まないというような意思表示ですか。

右下にフクレぐらい打ってるの普通かも…。 中央に芯を入れましたね。 確かに今 ここでマゲるタイミングごもっともだと思います。 芝野名人 7回目の考慮時間に入りました。 ええ ここで芝野さんは もう全局的の…評価をするところですけれども。 手厚くフクラミですか。 こちらは後続としてはアタリを打って黒13の十四 フクラミ。 でも右下隅ですよね。 先ほど大盤で紹介したように中央… 白が何かやっても切りは有力な…狙いだけどシチョウだと。 中央の薄みが まだあるという…。 中央の…。

瀬戸八段最後の考慮時間に入りました。 これで最後の考慮時間ですね。 中央のこれ一応 この手は成立しますのでこうなると戦いになると。 先ほどの中央の薄みが出てくるんですね。 切りに… 隅 手なしで受けきるのも黒 結構大変なんです 実は。 このタイミングが…。 芝野名人 8回目の考慮時間に入りました。 これ 黒はもちろん右下隅生きられては大きいと。 結構両方これ…味は悪いですよね。 あと先ほど紹介した中央とのシチョウとの絡みですよね。

1目カカえても 結局全部 取られたら主張ですけど利いてそうですよね。 ちょっと今芝野名人 首をかしげましたね。 芝野名人9回目の考慮時間に入りました。 名人に対して横綱相撲ですから。 これで芝野さんが右下に手を入れられないということであればここまでの作戦 やっぱり白が成功してるということですよねここで…。 いや~すごい!芝野名人 最後の考慮時間に入りました。 これ 困ってる時の考慮時間ですか。 中央の薄みと右下の薄みが今見合いになってるんですね。

あっ ジャブ…。 ジャブですけれども特に別に破壊したわけではなくて。 一個のジャブが大きいと。 さっきから…白はジャブが一本入ればいいという状況だったんです そこは僕の…。 全局的にこの白としてはちょっと厚くてジャブぐらいは入るよねというでも やっぱりオキは耐えられないですか。 二線にオカれて全部 ピシピシッと先手で決められるのは つらい…。 ちょっと芝野名人 先ほどから…。 芝野名人はおかしいなと思ってるところだと思うんですけど。 白13の十五取り。