日本のオタク文化の象徴だったフィギュアを新たな時代の彫刻作品として提示してみせました。 それから やっぱ知識人の自己氾濫っていうか学生運動だとか いろいろな思想上の難しい問題が起こったんですけどつまり 近代がほとんど完成されたっていうか日本の現代美術シーンは「もの派」までが超盛り上がっててね60年代後半独自の理論で作品制作を始めます。
しかし やっぱり経験値が半端じゃないのでだから さっき戦場って言いましたけど僕 その贅沢やってる連中との戦いっていうかやっぱり 今現在 行ってる超ド級の贅沢食にしてもライフスタイルにしても例えばヨットとか そういうもの全部が僕らは調度品のひとつにまでなるじゃないですか。
なんか もっと 美術以前のもの自分を ほんとに作ってきたもので作品が作れないかって思ってましたね。 多分 多分ね 分かる人は分かるっていうか例えば このレコードも自分は60年代から70年代の始まりの頃のレコードが すごい ほとんどでで パッと見ると例えば 誰でも知ってるローリング・ストーンズってあるけど例えば ローリング・ストーンズの中の「STREET FIGHTING MAN」っていうのはベトナム戦争に反対した時にミック・ジャガーが作って一緒にロンドンでデモもしてる。
世界を舞台に活躍する2人が選んだ対談場所は数多くの日本美術の傑作が集まる東京国立博物館でした。 パースペクティブでバニシングポイントがあるなんていうのは非常に人間の視覚をねうまく利用してるというか。 杉本さんの その例えば江之浦にある測候所なんかにある種の時間というのを紡ぎ出すと思うんですけどなんかね DNAに記憶として残ってるんじゃないかなと思うんですよ。 僕は最近… カルロ・ロヴェッリっていう物理学者がいて面白い本を書いてるんだけど「時間はない」っていうんですよ。