そして 上島さんはご自身 大阪のご出身ということで文楽に触れる機会 多かったと思うんですが いかがですか?いや~ それが全然知らなくて 東京に出て江戸端唄を始めてその姉弟子さんが 文楽が大好きで「大阪出身だったら 文楽…「知らないなんてもったいない。 さて 新型コロナウイルスの影響で文楽も公演の中止 延期が相次ぎました。 今年2月以来 久しぶりに文楽の公演が再開された 東京 国立劇場。
「あの心中が芝居になった呉服屋の井筒屋はんとこの伝兵衛が侍の横淵官左衛門を殺しおった!ほんで 急用やと うそついて四条河原に伝兵衛はんを呼び出しておしゅんを取られた腹いせとばかり殴る蹴るのろうぜき三昧。 人形が三味線弾く時に 三味線手っていう三味線専用の手があるんですね 人形の。 人形遣いさんによって この人形遣いさん三味線 分かってるなみたいな…。
そやけど 兄 与次郎が「人殺しの伝兵衛が殺しに来よった~!」と騒ぐもんやさかい 大変や。 与次郎が おしゅんを家ん中へ引っ張り込んだつもりが間違えて 伝兵衛を引っ張り込んでしもてもう てんやわんや。 いよいよ 物語は佳境やで!その与次郎の慌てもんっていうか怖がりとかねそれと最後の おばあさんのねクドキっていうか嘆きの部分がやっぱり 一番のキモやと思っております。
こんな楽器は 多分 ないですね三味線以外は。 これ 人形遣いの吉田簑助さんの話なんですけれどもアメリカ公演に行った時にモダンダンスの巨匠のマーサ・グラハムが見ていて「あんなに悲しい場面なのにどうして あんなに華やかな振りがついているんだ」と「誰が考えたんだ?」と質問されたというんですけど誰が考えたんでしょうか?それこそ 代々の人形遣いやねんけどもお客さんでしょうね。 …で 今回 ご覧頂くお園のクドキなんですけれども昭和の名人とうたわれました竹本越路太夫三味線が 二世 野澤喜左衛門人形が 桐竹紋十郎。