3月の講座は 右四間飛車で振り飛車を ノックアウト。 右四間飛車といえば 稲葉八段が子供の頃に一番好きな戦法ということで最終月に 十八番を持ってきましたね。 右四間飛車は もう破壊力抜群で奨励会入る頃まで もうずっと 右四間飛車ばっかり やってたぐらいの戦法でその形を紹介できるということで楽しみにしてます。 で 玉を囲っていくのもあるんですが今回は もう 右四間飛車ということで 4六歩と早速 突いていきますね。
で 同歩 同飛車と。 それでは右四間飛車側の対応を考えます。 右四間飛車側が6五角とし振り飛車が 5四角と合わせた局面に戻りました。 3一飛車とか受けても5四角成と。 4五飛車と走る手も自然なんですがと金が邪魔ですぐに成り込めるわけではないのでまたパンチがとんできました。 慌てて 飛車逃げてしまうと3二飛車成となった手が…。 同飛車成と取ってきますね。 次に3二飛車とやはり打つと厳しいところですね。 まあ 7二玉みたいな手を指しても3二飛車と打って6二飛車と受けると5二金と やると…。
今日の講座の内容はNHK「将棋講座」テキスト3月号に詳しく載っています。 迎えた終盤渡辺さんが 羽生さんの玉にプレッシャーをかけた こちらの局面。 「玉の早逃げ」ということなんですけど放っておくと8六香車と打たれたときにその直撃を防ぐ意味でも非常に大きな玉の早逃げなので是非 覚えておいていただきたいなと思います。 まあ 先ほどの早逃げの手筋なんですけど。
先手の王様…後手 たくさん駒を持ってるんですけど絶対 詰まない形という言葉の頭文字をとって…この局面 金がなかったとすると後手は 何があると詰むでしょうというところなんですが斜めの駒が やっぱり王手として 常にあるので角と銀があると詰んでしまうんですね。 実は これは 斜めに利く駒がないと詰まない状態ということでこれを ナナメゼットといいます。 ナナメゼットなんですね。 斜めなので ナナメゼットですね。