3.11からの「ことば」~綿矢りさ 表現者たちとの対話〜

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この番組のまとめ

小説家 綿矢りさ。 人が関わってる恐怖なら「反撃したい」とか東日本大震災から2年後綿矢は異色の近未来小説を発表。 被災地 岩手を舞台にした作品で芥川賞を受賞した小説家。 福岡で塾講師をしていた沼田は震災の翌年に両親の暮らす盛岡市に移住。 その5年後 38歳の時に「影裏」で小説家デビュー。 このデビュー作が東日本大震災を扱った初めての芥川賞受賞作品となり映画化もされた。

そういう…血が 本当に血を流す必要があるのかっていうことをちょっと あれ以来抑制するようにはなりましたね。 東京電力福島第一原子力発電所の事故のことが揺れたあとに日々 続いていったみたいなことの方が自分に すごく大きなダメージを与えた。 綿矢と同じ年に作家デビューした小林は戦争や家族の歴史をテーマにした作品を手がけてきた。

なぜ小林は 放射能の歴史に向き合うようになったのか?事故が起きてすぐって もちろん みんな体に危ないかどうかとかでも 何か その中で 誰も始まってから今に至るまでの歴史を振り返って…気持ちを誘導させるような部分がなくて…やっぱり一瞬きれいって思っちゃう気持ちがあって。 「光の子ども」は 東日本大震災の年に福島で生まれた主人公が時空を超えて放射能の歴史をひもとく壮大な物語だ。 難しいと敬遠されがちな放射能を徹底的に資料を読み込みさまざまな表現手法を駆使して丹念に描いている。