歌舞伎と俳句も縁が深いものなんですけどもそんな中でも その尾上家私が所属する尾上家のお家芸「弁天小僧」という演目がありましてこの「弁天小僧」に 南郷力丸というキャラクターが出てくるんですね。
対馬さん いかがですか?鎮魂ということで昨年 急逝した私の師である有馬朗人の句も1つ 紹介させて頂きたいんですけど。 これは 岩手県の中尊寺 金色堂を訪れた時のもので金色堂は 光堂とも呼ばれますけれども雪解けの冷たく新しい水がす~っと流れてきた。 対馬康子選…まず1番です。 鶴が一切合財 持って帰っていくようなイメージなんですけど「ざざと時間を」というその表現が面白いなと思いました。 ロマンチックな鑑賞ですね。 ロマンチック。 先生 いかがでしょう?鶴は 吉祥の象徴だしあと 生涯同じ伴侶なんだそうですね。
さて 対馬さんの三席を発表頂く前に私と右近さんの特選も発表したいと思います。 その本が どんどんたまっていくんですけどこの時期に やむなく片づける時に本当に鎮魂の思いのように知識を頂いて本当にありがとうっていう思いでもう一度全部 読み返したりするんですよ。 「一年分」っていうところでこの1年間 終わった「NHK俳句」の挨拶句かなとかちらっと思いましたけれど。