100分de名著 100分de災害を考える(3)▽セネカ“生の短さについて”

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この番組のまとめ

古代ローマの哲学者 セネカは未来と過去とつながり今を生きることが大切だと説きました。 今月は 東日本大震災から 10年です。 著者は 古代ローマの哲学者 セネカです。 古代ローマ帝国を生きた哲学者 セネカ。 詩人 劇作家としても活躍する中暴君として悪名高い皇帝ネロの執政官に任命されその後 哲学に専念するため 政界を引退。 セネカは 生を短く感じる人々は湯水のように時間を浪費してしまっているのだと指摘しています。

正確に 俺らがつかめないで 病気の診断とかがあるとある程度の予測を専門家が つけてくれるだけでいや 余命は1年ですよこの病気って言われてあした 死んじゃうかもしれないしで 3年 生きるかもしれないしみたいなことでいうと僕らのとこにも 何かしらのカウンター出てるわけですもんね。 セネカは 国政の中心にいる間出世欲にまみれた人間の欲望が渦巻く様子を観察していました。 その中で なぜ人々が大切な時間を自分の欲望のために浪費してしまうのか考えました。

セネカは 今日という日が人生最後の日になりうることを胸に刻み生きなければならないと言います。 東日本大震災によって私たちは人生最後の日が必ずしも自分が望んでいるような形で訪れるとは限らないという事実を今 なすべきことを設計するという生き方は「今」を見失うことになるのではないかとセネカは指摘します。 それは 一つはですね…ですので 今の私たち大きな危機に いますけども自分の生きたいように生きるとすごく不自由ですね。