ETV特集「パンデミック 揺れる民主主義 ミャンマー 立ち上がる市民たち」

戻る
【スポンサーリンク】
23:50:26▶

この番組のまとめ

♪~国家顧問のアウン・サン・スー・チー氏はコロナ禍で感染対策が不十分なまま選挙運動を行った などとして今も拘束されています。 ミャンマーの取材を軍政時代から20年以上続けてきた私は日本で暮らすミャンマーの若者たちもSNSを通して伝えられる祖国の惨状に心を痛めています。 アウン・サン・スー・チー氏の下で民主化を進め「アジア最後のフロンティア」と呼ばれる経済発展を続けていたはずのミャンマー。 3月初め 私はミャンマーの友人に通信が暗号化されるアプリを使ってインタビューを試みました。

ニューヨークで生まれたタン・ミン・ウーさんはハーバード大学などで学んだミャンマーの歴史研究の第一人者です。 改革を進めるミャンマーで大統領の顧問も務めました。 半世紀近くにわたり権力を独占してきた軍事政権は国際社会からの経済制裁などをかわすため「民政への移管」を宣言したのです。 ミャンマーは「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるようになります。 この権力構造の矛盾を露呈したのがロヒンギャ問題でした。

国軍は少数民族を国の安全を脅かす敵と位置づけミャンマーは アジアで最も貧しい国の一つになっていきました。 タン・ミン・ウーさんが最も懸念するのはミャンマーの辺境地域に暮らす少数民族の問題です。 一部は 今も自治や独立を求めて武装闘争を続けイギリスは キリスト教への改宗を進めた少数民族を優遇。 ここでは 毎週ミャンマーの少数民族の一つチン族の人々が自分たちの言葉であるチン語で祈りを ささげています。