第71回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 1回戦第1局 日浦八段×池永四段

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この番組のまとめ

初出場の渡辺和史四段は井上慶太九段と対戦します。 青い枠で囲まれている棋士は今期初出場です。 前期ベスト4入りの山崎隆之八段は2回戦からの登場です。 糸谷哲郎八段と永瀬拓矢王座は2回戦からの登場です。 日浦市郎八段 対池永天志四段。 そして 今日の対局は日浦市郎八段 対池永天志四段の一戦です。 先手となりました 日浦市郎八段です。 今期予選で 中村太地七段上村 亘五段 佐藤秀司八段に勝ち本戦出場を決めました。

やはり 池永四段のデータ分析からまず かなり決断よく指していくと思うんですけどそれを長年の優れた大局観で 日浦八段がどう迎え撃つかというところですね。 振り駒の結果先手が 日浦八段に決まりました。 まあ 私やこの日浦八段が習った将棋とは全く違うところはありますね。 まあ 池永四段が大阪で日浦八段が東京 関東所属なのとまあ 私の弟子の斎藤八段や 高見六段…。 そうですね7三銀と出たらすぐ6四銀と繰り出せとね習ったものですからねちょっと ここ 今日浦八段もねやっぱこういうとこ戸惑うんですよね我々の世代は。

人間が一日10局指すと4,000年 5,000年かかるのをAI同士で何千万局指させて戦わせて出た細い攻め。 また だから 今見てる この52%という数値も実はAI同士が何千万局1億局とやってこの形だと先手が52%ということなのではっきり言って私は 全く分かんないですしもちろん渡辺名人を連れてきても稲葉NHK選手権者連れてきてもまあ 分からないと思います。 まあ この日浦八段の3六歩っていうのはもう 次場合によれば3五歩もありますし本当に王道ですね。

自玉の近辺の戦いは一つの読みが考慮時間がございます。 さあ日浦八段もね考慮時間秒読みにね。 考慮時間の使い方というのがまた一つポイントなんですよね。 この2五歩というのは一番自然な。 あの~対局前のコメントのように丁寧に慎重に指されてます。 何か これ引退された児玉孝一八段が得意なカニカニ銀というね2枚並んだ。 5五歩 同歩7五歩というふうに角がこう引いてまた こう戻るんだとこの駒がくぎづけになりますから。 後手5五歩。 5五歩行きましたね。 5五歩同歩まで進みました。

池永四段 3回目の考慮時間に入りました。 本当 昨年 新人王 取っておととし 加古川青流戦っていう後手5三銀左。 私の世代は失敗した時に指す手だと習ったんですけどやっぱり後手の角道がピュンと通るんであの~そういう方が大きいと。 後手の角道が通れば先手の角もいう手ですね。 さあ しかし先手もね5七の銀の形がいいんで後手 7五同じく銀。 6五歩 同歩8六歩と 仮に何かやってここら辺りでちょっと7六歩とこう打ってみるとか銀交換して収めてみるというのは今は時間を使って考えられていますね。

ただ 一歩損するのと角が まあぶつけるような手とかこの角交換どうなるのかとかちょっと強引な気はしますけど読んでるんでしょうかね。 まあ 同歩同銀 同銀同飛車8七歩8二飛車と銀交換をするとこまで行くでしょうね これは。 さあ 残り 考慮時間池永四段 6分日浦八段は 残り5分となっていますね。 ただこの瞬間ちょっと池永四段の手番っていうのありますね。 池永四段 6回目の考慮時間に入りました。

もう一歩あればもう すぐね日浦八段 8回目の考慮時間に入りました。 思い切って行くもんですね日浦八段もね本当に。 池永四段 7回目の考慮時間に入りました。 先手は もう角を切って2四飛車の筋で。 いや~ 棋風変わりましたね日浦八段ね。 池永四段 8回目の考慮時間に入りました。 さあ お互いに 残り考慮時間も僅かですね。 まあ 池永四段は よく今は 控え室が使えないんですけどやっぱり インターネットでね後手4五銀。

池永四段 9回目の考慮時間に入りました。 さあ ただ 30秒… 今 追い込まれたという感じがあるとは言ったんですけどどうでしょうね 池永四段は やっぱり特に若手の頃は 反射神経もいいし同世代に 奨励会員がねいっぱい いますから使い切りましたね。 あとはあの飛車と角が交換になる手があれば何となく時間がなきゃ2四飛車と出てみたいんですけどね。 なかなか池永四段の駒台がこんなにいっぱいになるのはなかなか見ないですね将棋で。 ただ これは池永四段としてはもう一枚 何か持ち駒を…。

3九飛車と行くか3九香か4九桂という手もありますね。 先手3九飛車。 後手2八角成。 これは飛車と角交換になりそうですか。 そうですね交換になったらもう 後手玉も堅いですね。 後手 3八同じく馬。 後手 4九馬。 う~ん でもちょっと 何か後手玉が見えなくなったので。 後手8六歩。 あっ そうか一歩入ったから。 3七桂っていうのはこれね飛車で取ると大変なことになりますね。 5五角で王手飛車取り。 ただ 3六銀と逃げた時にさっきまでなかった一歩があるんでね3四歩と。 やっぱ一歩千金とはよくね言うもんですね。

2三玉とやってやるのも桂馬の傷があるし4四銀はもったいないのかどれか 感触の悪い手を選ばないといけない後手は。 4四歩はね何か やっぱり飛車取られてすぐ飛車の王手が見えるんで1五桂馬のラインなどは。 さあ後手としてはう~ん9五の辺りに桂馬を設置しておきたいんですけどやっぱりその効果がね見えにくいですね。 ただ まあ3八飛車と打っとくのが無難…2四歩取り込んでねいくとは思うんですけど。 これで後手玉が2三銀と突っ込んで詰みということの99%なんですけどさあ これは。 先手2四歩。