第69回 NHK杯テレビ囲碁トーナメント 1回戦第2局 今村九段×鈴木七段

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この番組のまとめ

♪~今日の対戦相手は鈴木さんということで視聴者の皆さんはハートの熱さでは負けないように頑張ります。 それに対して序盤の作戦家の鈴木七段がどこまで研究して迎え撃つのかなといったところが見どころになりそうです。 今日の対局今村俊也九段 対 鈴木 歩七段の一戦はコミは6目半 持ち時間はなく初手から1手30秒未満で打って頂きます。 でも東西分かれているのでNHK杯戦は23年連続 36回目の出場です。 NHK杯戦は2年連続 8回目の出場です。 そして鈴木七段の棋風などはいかがですか?黒2の十六。

鈴木七段は家で林八段と対戦相手の研究をされてると聞いたことがあります。 確かに何か鈴木七段が女流の世界戦に出られる時も中韓だったりの対戦相手の研究をすごい 徹夜っていうか夜な夜な夫の林 漢傑八段がやっていてで 朝に…対局前の朝にそれをまとめたものを披露して…。 今村俊也九段1回目の考慮時間に入りました。 石の位が低いのでそのあとこの左辺の白石を取られてもそこまで大きくならないので手を抜いても大丈夫という判断だと思います。

今村九段2回目の考慮時間に入りました。 ここで考慮時間ということで結構 分岐点なのでやはり悩まれていると。 今村九段…。 3回目の考慮時間に入りました。 そして ここで引き続き考慮時間ということで…。 黒は右辺重視で打っていこうということですね。 鈴木七段はどちらかというと実利に辛いイメージがあるので。 あくまでも外側重視で結構両者の棋風らしい展開ですか?そうですね はい。 鈴木七段2回目の考慮時間に入りました。 そして ここで考慮時間ですね。

うまいというかそこに結構 判断の基準を置いているので白の方に少し傾いているのかなという印象ですけれども。 どの辺りでポイントを挙げたんですか?やはり何か最初の左辺の切りに対してアタリ2つ決まったのが…。 ありますが黒が無理やり切ってこようとするとシチョウでどちらかが取れてしまうという手が…。 実戦は今 黒がこちらにカカえたんですがこの断点が気になりますよね。 白14の十三 カケツギ。 このシチョウが白がいいのでこの黒は取られてしまうんです。

下辺の二間ビラキとツナがらないように裂いていこうと。 鈴木七段3回目の考慮時間に入りました。 これで白を分断して右辺の白を攻めることも視野に入れてるんですか。 気になりますけど今は右辺の方で戦いが起こっているので。 自分がフクラんでもまだ欠け眼になる可能性もあるのであまり…打っても結局 地にも眼にもならない可能性もありますが…。 今のところ 右辺の白はまだ はっきりとは眼はないんですよね。 今後 標的にされる可能性は…。 それがそのまま このAIの評価値にもつながっているのかなという印象ですけれど。

中央を二間で頭 出していきました。 下辺 今 黒が打ったのでここを何かしら受けてからこの下辺の白が攻められないように中央の白も攻められないようにうまくシノいでいけば白としては地はあるのでリードを保てるのかなと。 このハネは…今 黒が下辺オサえたわけですよね。 爆発する可能性はあります。 白も 一応 中央のハネが利いてからオセたので下辺に関してはちょっと強気で打てそうですか。 下辺にはプラスです。 ただ右辺と中央の白には少しマイナスなので。

鈴木七段4回目の考慮時間に入りました。 白はこの辺りに打ってこの切りを見つつ下辺を安定させれば自然ですか。 これは何か先ほど 下辺一間トバれるのが…。 例えば このあと正しく打っての76%とかでも半目勝負だったら 99%って表示されたり…。 半目勝負でも90%以上で…。 下辺の白にプレッシャーをかけることができたのがちょっと やっぱり黒としては…。 鈴木七段5回目の考慮時間に入りました。 あとは下辺をちょっとイジメる手も黒としてはやってみたいです。 イジメに…下辺の白を何か白は攻めを…。

今 白がワリ込んできたところで考慮時間です。 多分ですが 単にこちらにこの中央と隅をツナがるくらいです。 一番自然な…。 下辺を生きただけではなくて黒の全体の眼を奪っている意味もあります。 そして逆にその辺りに白に打たれて封鎖されると右下の黒は…。 これ取られてもおかしくないぐらい結構危ないですか。 今村九段6回目の考慮時間に入りました。 中央のフクラミか…。 これ結構囲碁で大事な考え方で。 この考え方が自然と今みたいにできるようになると結構 強くなるの早いのかなと。 確かに結構 連続で…。

なのでそういった手を省くという意味でも封鎖されないことは結構 重要だったり…。 ただこちらに打つと ツイでくれれば結構いい利かしなんですけどここで両方守られてしまうという。 ちょっと…7の十ですね 最初に打ったハサミツケが利かしになってるんですね。 そして ここで考慮時間ですね。 黒の狙いとしては ここに打ってこの白を分断しようという手を打ちたいんですけれども今 打つと ここから出られて…。 ツナぎますと これで一応 分断は…。 分断完了したんですがここに切られまして。

結構 中央 黒ライン止めて厚くなりましたよね。 そして評価値も結構 もう五分に戻ってきています。 このコスミで 一応…攻め合いになった時に白の手数がのびているので。 ただその時…先ほど打った4手ですね白2手 黒2手の交換はちょっと中央は黒が得してると。 それで ちょっと評価値が 一気にかわったんですね。 今村九段9回目の考慮時間に入りました。 それか…何か下辺をちょっと強化してからいくか。 白8の十六切り。 これ1本で中央既にツナがっているんですよね。 あ~先ほどのオイオトシの具合ですか。

本当は左上を狙ってるんじゃなくて本命はもう中央の白と。 今村九段最後の考慮時間に入りました。 本当に中央がどうなるかがこの1目 取られると 簡単に生きられてしまうので攻める時はここを引っ張り出すか…。 本当はここまでいきたいんですけどちょっと一歩我慢して こうとかこうとかですかね。 ただ こうやってじわじわと少しずつ得していくのも今村九段の得意とする…。 その辺り1手 打つと自分の陣地も将来ちょっとずつ中央に見込めそうですよね。

上辺ハサミツケですね。 黒は中央の地を削ってこの切りですね ここを見てまだ これにプレッシャーをかけていこうと…。 結構 次切られると 白も眼 薄いですよね。 158手をもちまして白番 鈴木 歩七段の中押し勝ちとなりました。 白番の鈴木 歩七段の中押し勝ちとなりました。 黒がプレッシャーをかけてダメをツナがれそうとしたところにカウンターが…。 そして この一局ですが いかがでしたか?序盤から 結構 珍しい布石…。 まあ 両対局者ともに自分の持ち味を生かした展開からスタートしまして…。

もしかしたら今村九段はこの手を軽視されたかもしれないです。 これが非常に機敏な一手で白の勝利に近づいたかなというふうに思います。 このあとも 鈴木七段さすがのまとめ方でしたよね。 平田七段 解説ありがとうございました。 実戦は2線…ツケる前にっていうことですね。 いやいや全然全然…。 実戦 トンで…。 いや 実戦 最悪でしたね。 何かコスミ…。 攻め合いを意識して先に実戦はコスミで手数をのばしたと…。 もう そういうのだったら全然ダメ…。 全然ダメですね。 ベテランの…。

いや でも実戦も手厚いような気はしますけど。 ここで辛抱した分ちょっと1回利かしにいったんですけど無視されて参ったですね。 どっか打つんですか?実戦…。 でも この方がまだ実戦よりマシっぽいですね。 いや こういう形にはこうやるもんだという先入観があったんですけど…あんな薄いとは思わなかったですね。 切りには こう 結局何か攻められそうな感じだから。 マイウエーでいくんでしたね。 実戦 ワリ込みから白が何か…。 結局 辛抱しないといけないんですかね。 バタバタな状態になってました…。